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名前 |
細石流カトリック墓地 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
細石流カトリック墓地~石造りの十字架の道行きとこぼれ石~私は、細石流教会堂の青黄赤緑白のステンドグラスを通った光が創り出す空間や細石流教会堂が建てられる前の魚見崎にあるこの細石流カトリック墓地こそが、どこよりもパライソに一番近い空間だと思っています。あの石造りの大十字や大十字の脇にあるフランシスコ野濱力蔵さんやロレンソ畑田栄八さんをはじめとするあの石棺を信者さんたちがどのような思いで運んだのか?を思うとき、何世代も引き継がれてきた信仰の重みや深さを強く感じます。細石流のカトリック墓地は、福江の武家屋敷の石垣を模したかのように、いわゆる「こぼれ石」のある石垣で囲まれ、入口から中に入ると、大十字を中心として反時計回りに石造りの「十字架の道行き」が、私が確認する限り十四ではなく全体で十六あります。なぜ十四や十五ではなく十六なのかは分かりません。こぼれ石は、細石流の浜や野首の浜から運んだのだと思います。細石流のカトリック墓地は、細石流教会堂が建てられる前まで、きっと教会堂と同じように「祈り」の場であったことは間違いありません。改葬されてない墓碑もあります。もしここを立ち寄ることがあるのならば、静かにそっと見護ってもらいたいと思います。「細石流教会跡」のコメントもご覧いただければ嬉しいです。