ハンセン病の歴史、心に響く展示。
国立ハンセン病資料館の特徴
国立ハンセン病資料館は、ハンセン病の歴史を学ぶ最適の場所です。
施設内では、強制的な隔離の歴史を視覚的に理解することができます。
無料で充実した展示があり、訪れる価値大の資料館です。
国立の立派な施設で、展示もわかりやすです。ハンセン病は、人権問題・政治問題という側面が強調されがちですが、それだけではなく、近現代の生活史の一側面として、また医学の大切さを感じられる科学史として、興味深く見学できると思います。隣接する国立療養所多磨全生園(入園は制限されている)では、現在も患者・元患者の方が生活されています。法律が変わってどこにでも行けるのに、ここで暮らしていく道しかない、というところに長期間の人権侵害の罪深さがあり、考えさせられました。
「監獄の誕生」と言えばミッシェル・フーコーだが、むしろ近代においてハンセン氏病患者の隔離が始まり、それが強制的な連行にまでいたった様の展示は、まさにそのような社会の姿を連想させるものである。それにしても、なぜ他の列強では隔離の方針が緩和されていったのに対し、むしろ日本では強化されることになったのか?それは「マスク警察」なるものが蔓延る様を経験し、かつ少し時が経った今こそ、真剣に振り返るべきことのように思える。
患者及び元患者とその家族の名誉回復を図るために、ハンセン病問題に関する正しい知識の普及啓発による偏見・差別の解消を目指す資料館です。常設展と時期限定公開とがあります。敷地内の季節折々の草花は綺麗で、食べ物処のなごみしんでは美味しい釜めしをいただけます。ぜひ訪れてください。
ハンセン病の歴史が学べる施設。入館料、駐車場は無料。長野県の同様の施設と双璧の展示施設。館内は撮影不可。平安時代から癩、ハンセン病がどのように扱われてきたかと、罹患者たちの生活、待遇を展示している。公害と異なり、長い間隔離されてきたことで世間には広く知られてこなかったことから、貴重な情報展示となっている。何かのきっかけで隔離され人生が奪われてしまうのは、ハンセン病に関わらず、未だにそこら中で見られるだけに、感慨深かった。
最寄駅からはバスで行きます。国立の施設だけあって建物も立派です。ハンセン氏病の歴史、理解を深めるにはいい施設でした。
無料でしたが、かなり充実していました。ガイダンス上映会に合わせて見るのがおすすめです。受付正面にある様々な資料もかなり立派なものでしたが、無料でいただけました。
こちらの施設は無料で入れます。ハンセン病の歴史、患者の方々の生涯、治療の為の施設の復元が事細かく紹介、展示されてます。ハンセン病を後世に伝える為にもこのような資料館の存在は非常に大切だと思います。駐車場は資料館敷地内に無料で停めれます。
無料で少しですが駐車場もありました。現在はコロナのため予約制で、インターホンで入り口を開けてもらいます。触ったもの(鉛筆やイヤホン)は全て持ち帰りでした。
患者さんの不幸がどのような組織運営の過誤や間違った情報によったことなのかを探求してもらいたいです。公機関が間違いを犯す可能性を減らすために大切な課題だと思います。官と民が共に犯した人権侵害は私達の記憶に永くとどめることです。
名前 |
国立ハンセン病資料館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
042-396-2909 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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差別というものが人の尊厳を踏みにじる行為である事がよく理解できる場所。一度は行くべきと思います。外から消防が来てくれないために消防車まで備えて不自由な手足で消火活動せざるを得なかった事は語り継がれなければなりません。