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名前 |
子安観音堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
堀越癪観音の本堂裏手にある宝形造桟瓦葺(赤瓦)の堂宇。堀越村観音堂とも。堀越癪観音の護摩堂と同じ壇上にありますが、元々は堀越村の檀那寺であり、向かって右手にある庫裏(現在は集会所として使用)に住職が住んでいたこともあるそうです。江戸時代後期に編纂された『紀伊続風土記』には、東谷村の小堂の一つとして「観音堂」が見え、「境内周182間、堀越にあり、傳えいふ、文治年中の建立にて慶長年間修覆せりとそ」とあるように、文治年間(1185年〜1190年)に建立された後、慶長年間(1596年〜1615年)に修復されたと伝わる堂宇が残っていたものの、建物の老朽化が著しく、昭和40年代に建て替えられたようです。現在は堀越癪観音が管理しているらしく、毎年5月3日の躑躅祭(同観音の柴燈大護摩供)に合わせて役行者坐像が開帳されるとのこと。特に解説板などはなく、現地では観音堂であるかどうかすら分かりませんが、綺麗に維持されており、地元の方々に大切にされている様子が窺えます。