名前 |
念誦崛(ねずき)墓碑群 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
念誦崛(ねずき)墓碑群について。「西国三十三所名所圖繪」嘉永6年(1853)刊に「増賀上人墓・紫蓋寺:紫蓋寺には山門・鐘楼・常行堂等があり、背後には増賀上人廟がある。」と記されています。さらに、「紫蓋寺の山上にあり小堂の内に五輪の石塔あり」五輪石塔には「南・無・増・賀・上人」と刻み、長保2年6月9日の上人の寂日を刻む。」と記されています。この五輪塔は現在地輪のみ現存しています。紫蓋寺の堂宇は現在存在してません。増賀上人廟を中心に約800基の墓碑が集中、念誦崛と呼ばれています。最も古いのは天文年中(1532―1554)で、17世紀代の墓が最多数です。寺内で最高位の検校職の墓も確認されています。念誦崛には還座以降の墓碑が多く、それ以前の墓碑は脇によけるなどして整理されています。