義淵僧正の法力、龍蓋池の伝説。
龍蓋池の特徴
悪龍を法力で封じ込めた歴史がある池です。
開山の義淵僧正による伝説が息づく岡寺です。
善龍が今も眠る龍蓋池の静かな魅力を感じられます。
岡寺(龍蓋寺)を創建された義淵僧正は優れた法力の持主でした。この近くの農地を荒らす悪龍がいました。義淵僧正は、その悪龍を法力によって封じ込め、大石で蓋をしました。この伝説の小池がこの池です。厄除けとして人々の信仰をうけています。
岡寺(龍蓋寺)開山の義淵僧正が、法力で悪龍を封じ込め、大岩で蓋をしたと伝わる岡寺開創にまつわる池です。
龍を閉じ込めて蓋をしたと言われている龍蓋池(りゅうがいいけ)。明日香村には水害を思わせる石像物や伝説が多く、だから水を呼ぶ龍を封じ込めたのでしょうか?
この寺の近くにいた農地を荒らす悪龍を義淵僧正が、法力によって小池に封じ込め、大石で蓋をした。この伝説が岡寺の正式名称「龍蓋寺」の原点になっているそうです。
最初にこの池を見たときは、「何の池なのかなあ?」と思いましたが、池の正面にある石碑の説明に、義淵僧正「飛鳥を荒らす悪龍を其の法力により 石の蓋をもって 池に封じ込め 改心させる龍は善龍となり今もこの池に眠る この池を龍蓋池と名付け龍蓋寺(岡寺)の始まりとなる」 と書かれており、「なるほど!」と思いました。その逸話を知り、この小さな池にも興味を持って見させていただくことができました。また、その龍にあやかってか、「龍玉願い珠」なるものもありました。
飛鳥を荒らす悪龍を法力により石の蓋をもって池に封じ込め改心した龍は善龍になり今も池に眠っている。と書かれてありました。いつも素通りする池ですが由緒ある池とわかり、ゆっくり見ました。
名前 |
龍蓋池 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
0744-54-2007 |
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

「龍蓋寺」という名は飛鳥の地を荒らし農民を苦しめていた「悪龍」を、義淵僧正がその法力をもって池の中に封じ込め大きな石で「蓋」をし改心をさせたことからその名が付きました。その池は現在も「龍蓋池」として境内に存在し、蓋である大きな要石を触ると雨が降るという言い伝えから池の前で雨乞いの法要も行われたと伝わっています。また悪龍の「厄難」を取り除き飛鳥を守った伝説は、現在まで脈々と続く岡寺の「やくよけ信仰」の始まりの所以の一つであるとも言われています。