銅御殿の風情を感じる。
旧磯野家住宅(銅御殿)の特徴
重要文化財に指定された近代和風建築の名作で、風情が漂います。
通称銅御殿として知られ、銅板葺き屋根が印象的です。
限られた公開日でのみ見学でき、特別な体験ができます。
コロ助明けで見学ツアーが再開され5月に行ってきました。(要予約)内部の写真撮影は自由ですがSNS等にアップするのはNG。1時間ほどのツアーですが、一見の価値あり。
2005年に重要文化財に指定された近代和風建築の名作です🏠門も単体で重文で、棟梁1人で1年かけて制作されたたそうです⚒門扉は巨大な楠の一枚板で、何気にすごい贅沢なつくりになっています。建物は明治から大正にかけて作られたそうで、当時としては非常に珍しい3階建です🏘棟梁は施主から「金も時間はいくらかけてもいい」と言われて引き受けたそうで、使われている材や技法などは素晴らしいの一言です。「そり」と「むくり」が組み合わされた屋根、建物の至る所につかわれている「エンタシス」の意匠や中国美術の意匠など、いろいろ見どころがあって、まったく飽きがきません👀銅板が貼られているので冬場は凄まじく寒く、夏は暑いのが難点だそうです😂😂
表門しか見えませんでした。見えないのは無いと同じ・・・とまでは言いませんが、も少し公開日が多ければなぁ。解説板には「旧磯野家住宅は,実業家の磯野敬が建設した住宅である。主屋は明治42年着工,大正元年竣工で,車寄を備えた平屋建の書院棟,3階建の応接棟,平屋建の旧台所棟などからなる。屋根は銅板葺で,外壁にも銅板を張る。材料は,国産の吟味された良材をふんだんに使用している。棚,天井,建具,欄間などの造作や意匠,狂いのない塗壁に熟達した木造建築技術の一端が窺われる。表門は大正2年に竣工で,尾州檜の太い丸太材を柱に用いた四脚門である。磯野家住宅は,東京に残る数少ない明治末期から大正初頭にかけての邸宅建築のひとつであり、材料・意匠・技法・構成において伝統的な木造建築の技術と明治以降の大工技術の創意とが融合した近代和風建築の作品として高い価値がある。」・・・とありました。
保存や維持費用などを考えると、公開日が限られているのもいたし方ないことだと思います。
実業家の磯野敬(1868~1925)が建設した住宅で、銅板葺の屋根や銅板が張り巡らされた外観から、通称「銅御殿」として知られています。主屋および表門の2棟が国の重要文化財に指定されています。主屋は明治末期に着工、大正元年(1912)に竣工しました。車等を備えた書院棟、3階建ての応接棟、旧台所棟などからなります。伝統的な木造建築の技術と明治以降の大工技術の創意とが融合した近代和風建築の作品で、東京に残る明治末期から大正初頭にかけての数少ない邸宅建築のひとつとして貴重な文化財です。普段は非公開ですが、年に何回かは中には入れるそうです。うーむ、見てみたい。
素晴らしく風情のある住宅。持主の趣味の良さが伺えます。
立派な建物、門構え。
公開はごく限られた期間のみ行われます。申し込みが必要です。この民家は大谷美術館(ホテルニューオータニ)が所有しているので大谷美術館に問い合わせるか、もしくは湯立坂散歩というブログで情報発信している模様です。磯野家といっても武家屋敷とかではなく実業家の民家です。磯野家→中野貫一(新潟の石油王)→大谷美術館所有。
一般には開放されていません。
名前 |
旧磯野家住宅(銅御殿) |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
03-3910-8440 |
住所 |
|
HP |
https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/akaganegoten.html |
評価 |
4.2 |
周辺のオススメ

東京都文化財ウイークの公開日で訪問。植林で財を成した方の迎賓館なので、建材の豪華さが半端ない。玄関から中を覗いただけなので、館内見たい。