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名前 |
山本橋 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
なんの変哲もない橋だが、今東光の小説の中に次の一節がある。「玉串川にかかっている山本橋の袂に、毎晩、夜泣きうどんが出る。或る晩、刷子用の豚毛ブローカーの芳やんが遅く大阪から帰って来て、夜食代わりにうどんを食べていると、あの女が鍋焼きうどん二つを注文して帰った……」とある。昭和20年代後期に夜泣きうどん屋が出ていた証拠である。いまではもう屋台は出ていないが、当時と変わらぬ山本橋と玉串川だけがそれを知っている。