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名前 |
はまんべ遺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
はまんべ遺跡所在地 磐田市浜部449訪問日 2023/4/5昭和30年代に、水田から土器(須恵器)が発見されたことから、存在が明らかになった古墳です。令和3年10月から12月まで、市道改良工事に伴って浜部遺跡の発掘調査が行われ、新たに2基の古墳が発見されました。浜部遺跡とは、遠州灘の海岸平野に東西方向に延びる砂堤列上の、標高1.5m付近に立地します。昭和30年代に、田んぼから古墳時代中期末(今から約1.550年前)の土器が出土したことで発見された遺跡です。これまで、4回の調査がされていますが、まとまった面積の調査は今回が初めてです。市道の予定範囲、830㎡を発掘調査したところ、標高1mの場所で直径10mの円墳2基の周溝(古墳の周りに掘られた溝)が見つかったほか、溝7条、土杭5基なども見つかりました。また、2基並んだ古墳のさらに南で、溝が1条検出され、この周辺から埴輪の破片がまとまって出土しています。磐田市の古墳は大半が磐田原台地上にあり、海岸付近の砂地での古墳は稀だそうです。江戸時代の浜部村絵図を見ると、調査地点付近はすでに村の一部として土地利用されています。江戸時代までには、古墳の高まりは削られたと考えられ、盛り土や埋葬施設は残っていません。古墳からは、古墳時代後期(約1.500年前)の土器(須恵器)が出土しています。