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名前 |
吉美城跡(境目城) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
境目城・吉美城・延兼山城とも。元々妙立寺があったところを徳川家康の遠江進攻を見越した今川氏真が接収して城としたところです。妙立寺はこのとき現在地に移りました。城跡は明治期に東海道本線のための土取で一部削り取られたといいますが、現状、どこが取られたのかよくわかりませんでした。それを前提として城は東西に二つ郭を配し、真ん中は堀切状に画されています。東郭は真っ平なだけですが、西郭は南側に腰郭を配し、西端には土塁のような盛土が見られます。堀切を北側に降ったところには妙立寺関係と思われる御堂があり、その辺りが郭跡と思われますが、城っぽくなくも見えるのでここら辺が土取りの跡かもしれません。進入方法は妙立寺側の南側の民家脇から山中に入る小道があります。城郭図は『静岡県の城跡(西部・遠江国版)』(2022)と『図説日本の城郭シリーズ11 今川氏の城郭と合戦』(2019)に同じものが掲載されています。