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名前 |
山之神神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
新興住宅地の台地の下に広場があり、真新しい小さな神社があります。すぐ近くには州見山宇賀魂社があるのですが、こちらとは別の祭神のようですね。多分どちらも造成にあたって移転したものでしょう。神社の社殿の隣には「山之神南町」と刻まれた町標石、左側には「志那勝彦尊、山之神」と刻まれた新しい石碑があります。志那勝彦は志那都比古…風の神様ですね。それよりも気になるのは、山之神が一体誰なのかということ。州見台ニュータウンが造成される前にあった古墳の埋葬者でしょう。州見台が造成される時に今の1丁目あたりの平地に古墳が見つかりました。古墳の名前は西山塚古墳。5世紀頃の円墳で埴輪列と葺石があり、3層の埋葬穴があったそうです。ということは、円墳だから山之神は古代豪族かな。あと、石碑の山之神南町ですが、木津にはこの神社にあるような町標石が所々残っていて、記された古地名が今と全く違っていることが多々あります。ここに残された町標石から分かることは、昔の人にとっては自分たちの住所に使うほどこの山之神を大事にしていたようです。新しい住宅地にどれだけ過去の土地の記憶が残っているか、それを探すのも楽しいものです。注意深く探せば色々と出てきます。それが南京都です。