名前 |
慈明寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
遠江三十三観音霊場の参拝でお伺いしました、観音霊場第十九番札所になります。明照山慈明寺といい曹洞宗のお寺になりますが、無住のお寺で地域の人が管理していて集落の中の人家のような建物です。御本尊は聖観世音菩薩坐像で伝行基菩薩の作と伝わり桜の寄木造りです。創建は永享三年(1431年)と伝わります本堂中央に御本尊聖観世音菩薩像を納める厨子を、左側に毘沙門天立像を納める厨子を、右側には不動明王立像を納める厨子を安置しています。伝説によるとその昔この山中に一人の美女がやって来て、村人に「観音経に帰依した人の妻となって子供を養育します」と伝えたので村の男達はこぞって結婚を申し込んできたという、しかし女は「私は一人だから多くの人の妻にはなれません、もし私を思うなら観音経を読んでくださいそうしたなら必ずあなた方の童子・童女を守護します」といい観音像一体を残して姿を消したという。村人はこれは小夜の中山の子育観音の化身に違いないというので村人一同これより観音経に帰依したという。