スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
飯森塚 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.0 |
この大木の傍らの塚は飯盛長者が祀られている。泙野の人は昔から「ゆきもり」と呼んでいます。奈良時代に御津山南麓の沢に住んでいた飯盛長者は、何不自由のない恵まれた暮しでしたが、ある日最愛の1子を失いました。それからは、夜ごと戸外で幼児の泣き声が聞こえました。外に出てみると、それは紛れもなく我が子の泣き声でした。以来夫婦は毎日を泣いて暮らしました。これが泣野(後に泙野)の地名の起こりとも伝えられます。その折り、諸国行脚をしていた行基菩薩が通りかかり、その悲しみを見るに忍びず、観音像を刻んで長者に与えました。これに感激した長者は、近くに竜光寺を建て、この観音像を本尊として祀り、わが子の菩提を弔いました。