スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
口明塚南古墳 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.0 |
豊橋市文化財センターから発刊された『馬越長火塚古墳群と穂の国の古墳』によると、この古墳の名前の読み方は「くちあけづかみなみこふん」だそうです。以下、同書8ページ下段部より「口明塚南古墳は、馬越長火塚古墳からは谷をはさんだ北西側の台地の上にあり、三基の古墳は三角形にならんでいます。ここも柿畑に利用され、墳丘は上がたいらに削られてしまっています。平成二一年(二◯◯九)に豊橋市教育委員会が行った発掘調査で、横穴式石室や葺石が見つかり、直径二十三メートルの円墳とわかりました。横穴式石室の入口部分を調査したところ、たくさんの須恵器に混ざって金銅製の空玉(うつろだま)や毛彫り馬具の破片が出土しました。毛彫り馬具は、東日本の古墳から多く出土することで知られており、豊橋市内では上向嶋(かみむかいじま)2号墳からも出土しています。口明塚南古墳は、七世紀中ごろに築かれた、馬越長火塚古墳群の最後の首長の墓です。代々の首長の墓に、金で飾られた馬具が副葬されたことになります。」