名前 |
倭姫の神水 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
倭姫命は記紀等に伝わる古代日本の皇族。『日本書紀』では「倭姫命」、『古事記』では「倭比売命」と表記される。第11代垂仁天皇の第四皇女で、母は皇后の日葉酢媛命。垂仁天皇25年3月丙申に天照大神を伊勢の地に祀ったとされ、斎宮の伝説上の起源とされる人物である。第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の跡を継ぎ、天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、神託により皇大神宮を創建したとされる。後に、東夷の討伐に向かう日本武尊に草薙剣を与えている。伊勢では、伊勢の地に薨じ、尾上御陵に埋葬されたと伝える。伊勢の地で天照大神を祀る最初の皇女と位置づけられ、これが制度化されて後の斎宮となった。伊勢神宮を創祀したときの天照大神から倭姫命への神託は『日本書紀』に次のように載せる。是神風伊勢國 則常世之浪重浪歸國也 傍國可怜國也 欲居是國意味は、伊勢は常世の国からの波が何重も寄り来る国であり、辺境ではあるが美しい国なのでこの国に鎮座しよう、ということである。