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名前 |
遠藤紅八重糸桜(三文字屋) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
桜が咲いている時だけ、ご好意で敷地内入ることができ桜を間近で見せていただけます。それだけでもありがたいのに、お接待まであります。令和6年(2024年)4月11日、ちょっと盛りを過ぎた感じでしたが、まだまだきれいでした。配られている「由緒書」によると。原木は平安京は岡崎の法勝寺(ほっしょうじ)にありました。しかし、中世の大火災で法勝寺は廃絶、糸ざくら(当時はそう呼んでいました)も枯朽しました。ところが、近衛家の苑地に法勝寺から挿し木された一朶があり、それを懇望したのはかの伊達家でした。そして青葉城と塩竈神社にその命数を保ちました。明治となり、初代仙台市長・遠藤庸治により度々改良が加えられ、明治28年(1895年)に平安遷都千百年を祝って平安神宮が創建された折に、法勝寺の近くとなるふるさとの平安神宮に挿し木がもたらされました。以来、「遠藤紅八重糸櫻」とも呼ばれ、後に谷崎潤一郎の『細雪』に登場して《紅いの『雲』》としても表されています。