不思議な高速道路上の遺跡。
塩津山墳墓群の特徴
出雲東部最大の四隅突出型墳丘墓が特徴の遺跡です。
高速道路を下に通す、珍しい立地の古墳があります。
弥生時代から古墳への過渡期を感じる貴重な遺構です。
以前より気になっていた四隅突出型墳丘墓のある場所に登りました。ここは、高速道路のトンネルの真上にあり、古代と現代の交差する不思議な場所です。
高速道路橋脚の北側及び南側の双方から古墳に登ることができます。荒島南消防車庫の左右で、支障のない所に駐車しましょう。もし火災発生の場合、消防団員数名が車でここに集合すると思います。
遺跡の下を高速道路が通る珍しい遺跡です。遺跡に向かう出入口は何ヵ所かあるみたいですが案内看板はちょっと分かりにくいですね。遺跡には土器などのレプリカが展示してあり当時の様子を伺うことができます。
高速道路の上にあって不思議な感じでした。
弥生時代の四隅突出型墳丘墓から古墳へ変わる過渡期的な古墳。整備された塩津山1号墳のほかにも、山林や藪の中に四隅突出型墳丘墓や古墳があります。
山陰道を走っていると必ず目に入ってくるトンネル上の古墳。なかなか見に行く機会もないと思いますが一度見ておかれることをお勧めします。風景にちょっと感動しますよ。小山を登りきると、そこにいくつかの古墳が復元されています。当然古墳しかないのですが、自動車道の上にあるので頂上からの眺めは結構良いです。
名前 |
塩津山墳墓群 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
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出雲東部最大の四隅突出墓。塩津山墳墓群の6・10号墓は県内最大級の四隅突出墓で一辺30m以上、突出部を含めると40mにもなります。出雲市の西谷墳墓群にも大型のものがあり、弥生時代後期には出雲地方の東西に2大勢力があったと考えられます。1号墳はこの地に最初に造られた古墳で、四隅突出墓の特徴を残しています。築造当時の姿に復元された墳丘からは雄大な大山(だいせん)を望むことができます。塩津山6・10号墓は弥生時代後期の四隅突出型墳丘墓であり、突出部を含めると40mにもなる。塩津山1号墳は古墳時代前期に築かれた方墳であり、貼石に四隅突出型墳丘墓の特徴が引き継がれている。