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名前 |
西郡神社のタブの木 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
「西郡神社のタブの木」は、推定樹齢200年、樹高28mであり、地上1mの所で3本の株に分かれています。最大幹の幹周囲2.2m、3本の株立総幹周囲は約4mとなっており、山の麓にある西郡神社の境内にて、一際大きな樹冠を呈して雄大に美しく聳えています。大野町の天然記念物に指定されています。タブの木は、小枝の欠損や枝枯れが見られますがよく繁茂しています。しっとりとした湿潤の環境下で成長しているため、幹には苔や地衣類の着生が著しくあります。その苔むした幹に太陽の光が差し込むと、タブの木は厳かで神秘的な雰囲気に包まれていました。タブの木の周りには、種の自然落下による発芽が何本か見られます。その若木の初々しさがとても美しく、ほっこりと温かい気持ちになりました。西郡神社はかつては八幡宮であり、朱塗りの鮮やかな御本殿には、白の神鳩の彫刻が施されています。1170年創祀との伝承があり、稲葉一鉄公や有力武将達からも大切に尊ばれてきたと伝わります。タブの木と共に、はるか古より多くの方々の心の拠り所として、大切に崇め祀られてきた様子がうかがえてとても感慨深かったです。遠景からでも眺めることのできる朱塗りの御本殿とタブの木は、大野町松山のシンボルです。これからも山の麓から地域の平安を見守っていただくと共に、タブの木の健やかなる成長を心より願っています。また参拝させていただきます。