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名前 |
神明神社のスギ |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
「神明神社のスギ」は、推定樹齢300年、目通り幹周囲4m、樹高28mであり、青天を衝くように枝葉を伸ばし、神明神社の御神木として拝殿に寄り添いながら力強くどっしりと聳えています。大野町の天然記念物に指定されています。御神木の根元はとても太くて立派であり、根元の西側は岩盤を大きく呑み込んでいます。根は曲がりくねりながら玉垣の下へと張り出し、一部は風雪雨により激しく損傷しています。厳かで凛とした迫力のある御姿をしており、これまでに幾度もの災禍を耐え抜いて、力強く命を繋いできた様子がうかがえます。神明神社の創建年月については不詳ですが、御本殿は金華山と同じチャートである巨岩の上に奉斎されています。鬱蒼と生い茂る古木に囲まれ、巨岩の上に神々しく鎮座しておられます。先人の信仰の精神世界、心性を表すその類い稀なる神域には、温かい御神気が満ちています。御神木の地中にも岩盤が広がっているため、御神木はこのような独特な根張りになったと思われます。とても心が惹かれました。神明神社は250年以上前、江戸時代より続く「雨乞い踊りと豊年祭り(五社巡り)」の舞台でもあります。御神木は、はるか古より地域の変遷と平安を見守り続け、今も変わらず人々の心の拠り所として深い癒しと安らぎを与えて下さっています。尊くて素晴らしい「神明神社のスギ」に、また会える日を楽しみにしています。