坂東三十三観音第8番札所、星谷寺の魅力。
神奈川県は座間市に有ります「星谷寺」です。星谷寺は元々は近くの現•座間谷戸山公園に有ったとされています。こちら星谷寺の創建年は不明ながら、行基により創建されたと伝わる事から、奈良時代の創建と考えられますね。行基さんの創建の寺は日本各地に有りますが、どこも非常に良い雰囲気で現在に残ります。現在地に移されたのは諸説有りますが、1つは鎌倉時代に観音堂が焼失した際にこちらに移された説です。そしてもう1つは江戸時代説です。これを立証する話しとしては、この寺には小田原北条氏が領有した時代に北条氏照(幼名•藤菊丸)にまつわる記録が有る事です。江戸時代にこちらに移されたという事は小田原北条氏領有時代は、まだ現•谷戸山公園に有ったという事になります。戦国時代当時、北条氏照は武田氏と度々この地で睨み合ったとされますが…その際に北条氏照はこの現•谷戸山公園に有った星谷寺を陣屋としてよく利用したそうです。自分は以前「歴史人」という本で、武田信玄が小田原北条氏との睨み合いの際に、相模原川の向こう(現•金田)から星谷陣屋を見て非常に欲しがったと言うのを見ました。それによると、武田信玄は裏では天下を狙っており、天下を統一した暁には、この現•谷戸山公園である星谷陣屋辺りに日の本の中心を置こうとしていたらしいです(徳川家の江戸城的に)。この地は非常に天然の要害が良いらしく守りに適した防御に優れた地の様です。その話しを加味すると…江戸時代に移された説もあながちウソでは無いのかと感じます。と言う事は…もしも武田信玄がもっと長生きをして、織田氏を蹴散らし京の都の朝廷と結べば、こちらに幕府を置き「江戸幕府」ではなく「星谷幕府」が成っていた可能性も有りましたね。そうすると後の時代からは江戸時代では無く星谷時代と呼ばれたかもしれないです。ただし…武田氏天下統一後に、上手く諸大名の力を削ぎ、豊臣氏や徳川氏が台頭して来なければの話しですがね。非常に興味深いです。まぁ…結果的には武田信玄は早く亡くなり、勝頼の代で織田•徳川連合に攻められ滅亡。小田原北条氏も豊臣氏に攻められ滅亡。その後徳川氏が台頭し現在の歴史の通りとなっています。因みに江戸時代には徳川家の庇護もあつく、徳川家康からは寺領二石の朱印状を拝領されています。寺には鎌倉時代の梵鐘などが現存します。鎌倉時代には源頼朝の信仰も篤く、その重臣である渋谷氏や佐々木氏などとも縁が有ります。また境内には大イチョウ等も有ります。あとは本堂内の木像坐像が非常に興味深く、木像坐像の前に立ち、自分がどちら側に動いても…常に木像と目が合うという物でした。本当に怖いぐらい目が合います(笑)。本当に目が動いている様に見えます。素晴らしい。非常に興味深い古刹でした。皆さんも是非にブラリと訪れてみて下さい。
坂東三十三観音霊場巡りで訪問。由緒のある古いものと、新しく作られた施設が混在していてなかなか興味深かったです。自販機でしたが現金のみ。カードのコンタクトレス決済とかQR決済とかもできればより”らしい”かも。あと、境内にトイレが見つからなかった・・・
主に県央地域の道標に「ほしのやみち」や「ほしのやかんのん」という文字を見掛ける機会があります。坂東三十三観音霊場の第八番札所とのことですから、道案内が行き届いている理由がわかります。近頃たまたま七番札所の金目観音(平塚市)にお参りしてきたところだったので、これも何かの縁かと。それほど大きな寺院というわけでもなく、街中のよく整備されたお寺という印象ですが、訪れた時季がよかったのか二本の銀杏が黄色く色付いていてとても綺麗でした。もう少ししたらそれこそ真黄色でしたかね。参拝の後に歩いていた谷戸山公園内に「伝説の丘」という場所があり、どんな伝説があるのかと調べていたら、元々はこちらの観音堂が建っていた場所で、鎌倉時代の火災により現在地へ移転したとのことでした。
板東三十三観音八番札所です。こちらには七不思議があり、坂上田村麻呂ゆかりとのことでとても歴史があります。地図はありますが全部は確認できませんでした。御朱印はコロナ禍ですが記帳いただけました。ありがとうございました。納経料は券売機でなのがおもしろい。駐車場は門前の空いているところに。仁王様や七不思議の鐘、大銀杏が出迎えてくれます。ゆっくりしたくなる雰囲気。座間のこの辺りは、町中でもなぜか山の気配が濃い気がします。
坂東三十三観音第8番札所、妙法山星谷寺真言宗大覚寺派の寺院です。小田急線座間駅から徒歩圏内ですが駐車場もありますので車で参りました処、周辺は住宅街で車の通行量も割とあり路線バスも通ってました。お詣り前の情報では「星谷寺の七不思議」伝説があり古寺を想像してましたが、訪れた処綺麗に整った近代的な寺院でした。しかしながら長い年月経過した文化財保護に近代技術を取り入れた事だと思います。境内の巨木を活かす配置は見ごとでしばらく眺めておりました。ご本尊聖観音菩薩様ヘお詣りにの後に、御朱印を授かりに納経所へ伺った処、窓口横に券売機がありました。
名前 |
妙法山 持宝院 星谷寺、坂東三十三観音霊場 |
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ジャンル |
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電話番号 |
046-251-2266 |
住所 |
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評価 |
4.0 |
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坂東三十三観音第8番札所妙法山星谷寺(しょうこくじ)境内には宝篋印塔や鎌倉時代の梵鐘などが残されている。ご朱印の依頼などは社務所内にある自動券売機で券を購入してからになる。