スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
瑜伽山大権現 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
5.0 |
牛牧中山の瑜伽山大権現碑高森町と飯田市の境の川が南大島川であり、その川に沿って湯ヶ洞線が牛牧から下市田まで出来ている。県道飯島飯田線の弓矢橋のすぐ下の辺りは、昔の旧道が通っていて、水戸浪士などもその道を通って飯田の方へ通過した処である。中山と言う蚕玉様のある高台の下方に石碑群があり、その中の一際大きいのが瑜伽様(ゆうがさま)である。この瑜伽山大権現の碑は、嘉永三年に建立したもので、高さが二・一メートル、幅一・一メートルの巨大 な碑であり、当地方でこれだけ大きい瑜伽山はほかにないりっぱな碑である。三六災害(昭和三六年の大水害)のとき流失して付近の小碑はなくなってしまったが、近年瑜伽山の大碑だけ 発見されて、再建された。この碑は、牛牧の旧家吉澤家隆盛の頃、本山から分祀したと言われるが、瑜伽山の本山は、和歌山県と岡山県にあるので、どちらのものを分祀したか不明である。この瑜伽山はインドの宗教に発したもので、ヨガと健康と幸福の神といわれている。 現在は、吉澤家から、吉森家に引継いで祭祀が行われている。(林 藤人『ふるさとの碑』飯田共同印刷株式会社2001年12月1日発行より)