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名前 |
開山杉 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
「開山杉」は、樹齢約400年、樹高23m、目通り幹周囲4.5mであり、西美濃三十三霊場第十一札場である瑞巌寺の境内にて気高く雄大に聳えています。寛永元年(1624年)初代大垣藩主の岡部長盛が諸堂を再興し、自ら参禅した際に植栽されたと伝わります。揖斐川町の天然記念物に指定されています。主幹は途中で2幹に分かれています。枯枝が目立ちますが、どの枝先も鋭く尖り、天に向かって真っ直ぐに伸びています。その御姿は雄々しくもあり、圧倒的な存在感を放つと共に神聖な空気をも纏っています。主幹中部には、杉葉と枝が球状に密生しており、2m程の大きな天狗巣を作り出しています。杉の天狗巣で、これ程大きくて綺麗な球状をしているのは初めて見ました。天狗巣は、神の休み場として貴重な存在とされていますが、本来は病枝であるため今後他の枝に影響が出ない事を願います。瑞巌寺の参道には、御幸橋や茶の木、梅の古木があります。また四季折々の花々を楽しめる素敵な庭園もあり、日本古来の和の美を感じることができます。ご住職さんの手厚い保護に感謝するとともに、日々の生活において、心を込めて生きていくことの大切さについて改めて気付くことができました。人智を超えた果てしなく尊い存在である「開山杉」、これからも樹勢衰えることなく、健やかに成長できますようにと心から願っています。