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名前 |
渡辺千秋の歌碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
渡辺千秋の歌碑〒124-0006 東京都葛飾区堀切2丁目19-1 堀切菖蒲園内堀切菖蒲園の片隅に立っています。見向く人もあまりいません。正直、私も、渡辺千秋なる人は知りませんでした。調べてみると、筑摩書房の「明治文學全集 62 明治漢詩文集」で詩を読むことのできる人です。それよりも、幾多の経緯を経て堀切菖蒲園にこの歌碑設置されていることに興味を覚えました。堀切菖蒲園の歴史と合わせて、平和な世の中の象徴だなと思いました。区登録有形民俗文化財渡辺千秋(わたなべちあき)の歌碑所在地 葛飾区堀切二丁目19番1号登録年月日 平成2年(1990)3月19日この碑には、明治から大正初期の宮内大臣、渡辺千秋が武蔵園に来遊して詠んだ和歌一首が刻まれて います。ほりき里能さとのあやめは老まつにちよをちきりてさ支さかゆら舞渡辺千秋(1843~1921)は天保14年(1843)に信州高島藩士の子として生まれました。明治期に入ると鹿児島県令などを歴任したのち、明治25年(1892)内務次官となり、27年には貴族院議員に勅選され、さらに宮内大臣に任命されたのは明治43年(1910)のことでした。こうして千秋は政府高官として活躍しましたが、その一方 『千秋歌集』を著すなど歌人としても著名で、彼の多彩な才能がしのばれます。なお、この碑はもともと明治35年(1902)武蔵園主吉木磯吉によって同園内に建てられたものですが、武蔵園が廃園となり幾多の経緯を経て、平成24年(2012)奥村敬氏から区へ寄贈され、現在に至っています。葛飾区教育委員会。