名前 |
馬頭観世音 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
古民家と水田との境界の草道脇にある石仏は、表面が剥落した馬頭観音だと見られます。ここは、江戸時代、万郡の集落と中山道が出会う場所だったようです。この馬頭観音は、おそらくこの脇を中山道が通っていたことを物語っています。旧中山道は、崖下の富田町の地蔵堂からここまでのぼってきて南に進み、前沢川の谷を越えて滝不動尊・大黒天・御岳神社の横を抜け、現在の鉄道を越えて町役場の敷地を斜めに横切り、JR東海の変電所の脇までいたったと推定されます。ところが、鉄道と木曽福島駅の建設、住宅地の造成で中山道の痕跡は失われてしまいました。馬頭観音から前沢川の谷まで続く舗装道路の一部分が中山道と重なっているかもしれません。