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藤蔵河岸の金毘羅常夜燈はこの社の東50mにあります。常夜燈は夜通し火を点し航路標識として、また航海安全の神をまつり水路の重要地点に建てられました。藤蔵河岸の常夜燈は天保10年(1838)建立、慶応4年(1868)再建、明治21年(1888)再々建されたものです。以前は中河岸の川べりにありました。総高3.3m、竿部正面に「象頭山」と刻み、航海安全の神・金毘羅大権現をまつっています。昔この地方に疱瘡(天然痘)が大流行した際病人を船に乗せ利根川を流し、その供養のため建てたとの伝えもあります。江戸時代、藤蔵河岸は仙台領龍ケ崎や河内地方の天領・旗本知行地の年貢米や諸物資を江戸へ輸送し、幕末最盛期には毎日3、40艘の高瀬船が出入りして繁盛しました明治29年常磐線開通により河岸はその役割を閉じました。さらに明治40年からの利根川2期改修工事で流路が大きく変更され、大正3年(1914)集落全戸とともに常夜燈も新堤防内に移転、昭和34年現在の位置に移されました。