神秘的な薬師如来坐像に出会う。
福満寺の特徴
信州麻績村の文化財、圧巻の薬師如来坐像が魅力的です。
江戸時代の史料『信府統記』に記録された歴史あるお寺です。
静かで神秘的な雰囲気の中、豊かな植木を楽しむことができます。
国重文の薬師如来坐像が圧巻!他にも4体の国重文の仏像あり!
予備知識なしに訪れましたが見どころの多いお寺でした。景色もよいです。
下に「薬師公園」と名付けられた公園があるが、基本的にはトイレのある広場と植木と植栽のみ、更に下ったところに舗装された広い駐車場があり、周囲には句が刻まれた石碑がいくつか並んでいる。山の中腹の様な場所なので眺望は良い。
信州と松本藩の歴史に関する史料『信府統記』――江戸時代に編纂――によると、福満寺は7世紀に役行者小角が開基し、9世紀半ばに天台宗元祖最澄の直弟子、慈覚大師が建立したのだとか。小角は、戸隠の岩殿で修行中に麻績聖山から薬師如来が現れたことから、この地に修験霊場を開いたという伝説があります。その後、慈覚大師が東国巡回で麻績郷に立ち寄ったときに道に迷ううちに薬師如来の霊光に導かれて聖山中腹に到達し、そこに天台密教修験の霊場をつくり福満寺を建立したのだそうです。布光山という山号は、役行者も慈覚大師もともに薬師如来の光に導かれてこの地に霊場を築いたということから名づけられたそうです。開創の頃には、上井堀と呼ばれる現在地よりもさらに山奥の聖山の南斜面の断層崖を背にしたところ――標高1000メートルほどで池の近くか――だったと伝えられています。今ではその地は「寺所てらどころ」と呼ばれていますが、ほかにも寺の周囲には「薬師の蓮池」「鐘撞堂」「坊平」「東大門」「半在家」など、修験寺院と関連する地名が残っています。してみれば、この山奥には、修験霊場と七堂伽藍を備え、多くの院坊が並んだ寺町というか、高野山を小さくしたような大きな街集落があったのかもしれません。そこには、中国留学を経た高僧や学僧、修験者たちが多数集住し、高度な知識技芸や奈良や京洛との密接な文化的交流を保つ拠点都邑があったのではないでしょうか。
ひっそりとした、静かなお寺。予約すれば、大きな薬師如来像が、拝めます。
神秘的な感じがして素敵なお寺です。紫陽花の木がたくさんあるので 紫陽花の時期は綺麗かも♪広い駐車場と綺麗なトイレもあります。ただし 身障者用はありません。
蕎麦がおいしかった。
宝物の薬師如来木像等含めて、素晴らしい❗
名前 |
福満寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0263-67-2651 |
住所 |
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評価 |
4.3 |
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信州麻績村の文化財。平安時代に創建の天台密教の寺。東日本随一の大きさを誇る薬師如来坐像(国指定重要文化財)、日光・月光菩薩座立像(国指定重要文化財)などが一堂に配された瑠璃殿。昔は50年に1度のお開帳時にのみおがめることのできる秘仏であったとのこと。今でも、大晦日と5月3日の縁日(本日)のみ拝観できる。静かな瑠璃殿にはわれわれのみ。時間を気にせず、対座できました。こんなリッチな場所、そうめったにはありません。寺外では、地元の方が無料でコーヒーのサービス、一言、「お参りしてくれてありがとう」。