『鹿の国』と共に鎮大神社へ!
鎮大神社の特徴
鎮大神社は鹿の国に登場する神社です。
祭神は国土開発と疫病除けの少彦名命です。
様々な境内社が揃い、歴史を感じられます。
上伊那郡辰野町沢底の鎮大神社(しずめだいじんじゃ)祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、辰野町誌 近代編では、神社の紹介欄で境内社の紹介として「社宮司社・諏訪社・神明社・八王子社・山神社・白山社・弁天社・稲荷社」とある。元は、鎮目明神と云われ、「鎮目」から眼病に悩む人を救うとされていたとのこと。境内に、蚕玉神の蚕神石塔がある。石工名は「竹渕三郎平」で明治14年6月建立。右手に桑枝、左手に繭カゴ。上部には日月清明のごとく「太陽が燦々と照り、清らかな月が朗々と輝き渡る」世界を示し、金色姫 を中央に、養蚕の繁栄の象徴として、巾着・隠れ笠・宝巻・打出の小槌・宝珠などが彫り込まれている。
鎮大神社祭神少彦名命は国土開発の神であるほかに、三輪信仰にかかわる疫病除けの神でもある。「この神は薬を求め病を癒やす、酒醸のことを始め、悪魔を制し開田の業に…」の神として各地に祀られている。沢底では、同神を虫封じの神と伝え来ていて、明治以前から虫封じの願かけや祈願成就の御礼に、遠くからも詣で賑わったという。またシズメのメは、目に通じるということから眼病に悩む人を救う神ともいわれる。祀られてある神は、神明・諏訪大明神・八王子・権現・鎮目明神・天狗(2社)・天白・稲荷(2社)・山神(5社)ここに出る「鎮目明神」が現在の鎮大神社でしょう。元禄3年(1690)の頃は各集落の鎮守社で、横並びの社格であったことが窺えます。
名前 |
鎮大神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
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今、東中野ポレポレで上映している『鹿の国』に出てきた神社。そのご神体で著名なよう。他にも養蚕が盛んだったこの地方に多く分布する「蚕玉神」の石像があり、明治のものであるようだが実に精緻で感嘆しては見入っては長い。ここを含めた諏訪という鹿にまつわる地域。映画を見、北東アジア文化の日本への流入を知ると、自分に息づく鹿の古代というものをやはり感じざるを得ない。