高槻日本赤十字病院の鎮守社、訪れる価値あり!
阿武山神社の特徴
高槻市内にある高槻日本赤十字病院の鎮守社です。
地元の歴史を感じられる神社で、通過するだけでも趣があります。
阿武山神社は地域の人々に親しまれる場所です。
「高槻日本赤十字病院」の「鎮守社」です。●「国際赤十字」は、医療と福祉を掲げた国際NGOです。「赤十字」は、英語の「Red Cross」の和訳です。「十字」は、キリスト教を意味しています。キリスト教文化の「博愛」の精神を発揮しているものです。ですから、そこに「神社」があるのは、本来おかしなことなのです。○御祭神は、天照大神(アマテラスオオミカミ)=皇祖神、大国主神(オオクニヌシノカミ)=出雲神、少彦名神(スクナヒコナノカミ)=農業、医薬の神、の三柱です。「天つ神(アマツカミ=ヤマト政権の神)」の天照大神と「国つ神(クニツカミ=国土を開いた神)」の大国主神と少彦名神が、合祀されていますので神殿は「切妻造」の小祠によくみられる形式を取ります。屋根の上の飾りの「堅魚木」や「千木」は伊勢神宮の形式です。鳥居は、天照大神の神社ならば伊勢神宮や天皇陵にみられる「神明(しんめい)鳥居」でなければなりませんが、「神明鳥居」の上段の横木に銅板を当てています。本当の主祭神は、病院らしく農業神であり、医薬の神の少彦名神ということになります。大国主神は、この国の開発の時に少彦名神がともにあたった「相棒」の神になります。(戦争中の軍部の横暴によって、祭神に天照大神が加えられたのでしょう)○この病院は、元々、日本人の死亡者の多かった国民病の「結核(けっかく)」専門の転地療養用の「サナトリウム」でありました。(サナトリウムは、治療法を指す言葉です。)工場排煙で空気の汚れた大阪市を逃れた、結核患者が、当時の唯一の治療の「大気安静栄養療法」を受けていました。結核は、現在は「抗結核薬」による根絶治療で治る病気ですが、それがまだなかった時代には、外科的に肺の患部の切除とともに、栄養のある食事と安静に外気浴を行うしかありませんでした。○治療の様子については、宮崎駿監督のジブリ映画を見てください。宮崎駿作品のアニメ映画「となりのトトロ」では、五月とメイのお母さんが入院していた「七国山病院」もここと同じサナトリウムです。同じくアニメ映画「風立ちぬ」では、堀越二郎の妻の里見菜穂子が入院する蓼科(たでしな)の高原の療養所もサナトリウムです。これらを見るとわかります。是非ご覧下さい。○塚原の集落から、隔絶された北側の敷地(現在、宗教法人真如苑敷地)には、病棟が立ち並び、麓からは焼却炉の煙突から立ち上る煙が見えるだけでした。○戦後の結核治療薬の輸入により、結核は減っていきました。(それでも、結核による患者が絶えることはありません。今も、教員の職業病ですし、私の父は腎臓結核で左腎臓を切除して、何年も療養を強いられて、家計は火の車になりました。私もツベルクリン反応で腫脹(はれ)が前腕内側全体に広がり、跡が残っています。)○阿武山神社の境内は、病院が敷地を手離すまでは、塚原台ハイツの下の現在、真如苑信者用の駐車場になっている所に鎮座していました。社地も広く、木々も繁り、社殿も立派なものでした。移転後は、社地は半分以下に縮小されてミニチュアのようになっています。○以前は、高槻市バス「日赤病院」行きは、病院の正門を入って来て、この前を過ぎたところの旧神社前まできていました。終点にバスの転回場がありました。(現在のバス停近くの駐車場がそれにあたります。)大和町の住民は、徒歩で長い坂道を下り、塚原台ハイツの中を通って、その終点まで歩いて来なければなりませんでした。
| 名前 |
阿武山神社 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
072-696-0571 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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