佐鳴湖一望、龍雲寺の巨大般若心経。
龍雲寺の特徴
金澤翔子さんの圧巻の書展が行われ、巨大な般若心経が楽しめます。
南北朝時代に創建された伝統的な臨済宗妙心寺派の古刹です。
佐鳴湖近くで美しい庭園を眺めながら静かなひとときを過ごせます。
日本一の般若心経があるということで、それを観に訪れました。印象は京都の門跡寺院のような造りとなっているのに驚きましたが、その由来を知り納得しました。元々、南北朝時代の後醍醐帝の皇太子が廃され、この地に荘園があったことから此処に居住、その祈願所として春屋妙葩が創建したお寺とのこと、妙葩が甲斐恵林寺出身だったため、三方ヶ原の合戦の際、武田方についたため、家康に焼かれ、元禄期に復興したとのこと。ただ、そうした歴史がある寺院としてのみ在るのみならず、寺として現代の人間にとってあるべき形を、単に葬送のみならず、癒しや諸問題の一助を担う場として、地域とともに取り組んでいるのが素晴らしいと感じました。今日は佐鳴湖周辺の歴史紀行をする予定で、この地を訪れましたが、此処も歴史を学べるとともに、明日に繋がる人間の在り様を考えさせてくれる、そんな寺院です。
日曜日のお昼に伺いました。観光地化されておらずゆっくり眺めることができました。とても静かな空間でお経を眺めることができ、一つ一つの筆使いの力強さに感動して見入ってしまいました。書を書かれた先生の説明動画も横で見ることができ、どんな方がどんな思いで書かれたのかなども知ることができ、とても勉強になりました。また、建物全体として床間と借景が美しく、中には入れませんでしたが、床間の奥がガラスになっており、そこで借景をしている部屋もあり、建築的にもとても興味深かったです!写経や断食などもさせていただけるそうなので、また伺いたいです!
「世界一大きい般若心経」はとてもインパクトがあります。中は広く休憩所もあり、庭園もとても綺麗です。展示物が見やすい作りになっており、ゆっくり雰囲気を楽しむことができました。
【浜松・寺院「龍雲寺」静寂と美の調和を感じる龍雲寺で世界一大きい般若心経を拝観】浜松の佐鳴湖湖畔に位置する「龍雲寺」。こちらは、今から約700年も前の南北朝時代の1330年代に遡り開山、御二条天皇の御皇孫にあたる木寺宮康仁親王が創建された臨済宗の寺院となり、歴史的価値と現代的な美が融合した特別な場所です。現在は、2018年4月に第22世住職として就任された木宮 行志(Koshi Kimiya)さんが管理・運営を任されており、坐禅会をはじめ、子供サマースクールなど様々な企画を通じ、地域での布教に努める一方で、寺院の枠にとらわれることなく、ボランティア活動であるお寺婚活として「吉縁会」というご縁を紡ぐ会を発足するなど、多方面で地域と寺院との関係性をより密なものにされてきています。龍雲寺は、心が落ち着く静寂の中、参道を歩むところから始まります。訪れた日は冬の雨上がりで、しっとりとした風情が漂っており、雨粒を含んだ木々や地面の輝きに、澄み渡る空気、そこには特別な静けさが感じられます。鳥のさえずりや風が木々を揺らす音に耳を澄ませながら一歩一歩進むと、忙しい日常を忘れ、心が静かに整っていく感覚を覚えました。年末年始と好天が続き、初日の出も拝めた2025年ではありますが、この日は珍しく一日雨に見舞われた日。しかし、幸運なことに、丁度、拝観のタイミングだけ雨が上がり、美しい景色を楽しむことができました。訪れた晴れ男と晴れ女の功績かもせれません。こちらは年中無休で拝観可能で、SNSの配信等を許されており、自由に写真撮影を楽しむことができます。どの季節に訪れても自然の美しさを感じられる場所で、特に春は桜が咲き誇り、秋は紅葉が彩りを添えることで知られています。9,000坪もの広大な境内の参道を抜けると、本堂手前に広がる枯山水庭園「無量寿庭」に出逢えます。この庭園は、作庭家の北山安夫氏による作品で、仏教の極楽浄土をテーマに設計されています。白砂に描かれた繊細な砂紋や、計算し尽くされた岩の配置が印象的で、どこを見ても無駄がなく、静けさと神聖さが漂っています。本堂龍雲寺は、特に拝観料を徴収されていませんが、必ず本堂で御本尊にお参りする事から始めましょう。本堂側から伺える庭園をじっくりと拝観することで、さらに深い感動を味わうことができます。砂紋に描かれた模様は毎日整えられており、その職人技に感動を覚えることでしょう。無量寿庭を後にして本堂へと進むと、そこには約千年前に制作されたとされる阿弥陀如来坐像が安置され、この坐像は静岡県指定文化財に指定されています。仏像の細部に至るまで精緻に彫られており、長い年月を経てもその存在感は色褪せることなく、訪れる人々を魅了しています。特に、仏像の両目が放つ温かさには自然と手を合わせる気持ちになり、その場にいるだけで心が浄化されるような感覚を味わえることでしょう。新年になって初めて神様や仏様に感謝の気持ちを伝え新年の祈願をする初詣。近隣に住まう者として、旧年の感謝を捧げ、新年の無事や平安を祈願して参りました。本堂での参拝を終え裏手に回ると、目の前に池泉回遊式庭園の「清浄庭」が広がります。無量寿庭の枯山水とは異なり、この庭園では滝や池など水の要素が取り入れられており、また違った趣を楽しむことができます。高さ約15mもの「無位の滝」が中央に流れ、滝から流れ落ちる水が作り出す音は、心地よいリズムを刻み、聴いているだけで心が癒されます。庭園内の遊歩道は、春の桜に夏の新緑、秋の紅葉に冬景色と、季節毎の魅力が満載のお庭。滝の下に広がる池には色鮮やかな鯉が泳ぎ、その姿が水面に映る様子はまるで一枚の絵画のよう。手をかざすと近くに寄って来てくれ、鯉の餌も設置されているため、ふっくらとふくよかな鯉たちに出逢えます。松鶴の金屏風庭園を十分に堪能した後に「地獄極楽図」が展示されている特別展示室へ歩みを進めます。この絵巻物は、仏教の教えを視覚的に表現した貴重な作品です。極楽の部分には、美しい花々や穏やかな仏たちの姿が描かれており、見るだけで心が癒される一方で、地獄の部分には、苦しむ魂や炎がリアルに描かれ、その戒めのメッセージは非常に強いものを感じ取ることができます。一枚一枚に込められた絵巻を観ていると、仏教が伝えようとする生き方への教訓を改めて考えさせられるのです。龍雲寺に相応しい「龍」の一文字が記された空間。こちらには、書家の「金澤翔子(Shoko Kanazawa)」さんの作品が随所に散りばめられており、全国から彼女の作品を一目見ようと多くの方が足を運びます。仏の心が天地すべてを覆うとの意味がある作品「蓋天蓋地(がいてんがいち)」。最後に訪れたのが、こちらの「世界一大きい般若心経」。この作品は書家・金澤翔子さんが奉納されたもので、高さ約3m、幅約5mという圧巻のスケール。般若心経の内容にも触れると、この経典は仏教の核心である「空(くう)」の思想を説いており、煩悩や執着から解放される道を示しています。金澤翔子さんの作品を前にすると、この深い教えが書として力強く表現されていることを感じます。また、この作品が完成するまでには、金澤翔子さんとその母親である金澤泰子さんの深い信仰と努力があったことを知り、ダウン症を抱えながらも、書を通じて多くの人々に希望を届ける熱き姿勢に私自身も励まされる思いです。専用の展示空間「光の納骨堂」に収められたこの作品は、独特の照明効果によって文字が浮かび上がるように見え、その力強さと神聖さ、そして世界一を誇る大きさに、誰もが心を奪われてしまいます。実際に目の前に並んでみると、その大きさに驚かれることでしょう。龍雲寺の訪問は、静寂と美が調和した空間の中で、心の浄化と癒しを存分に味わえる体験となります。庭園や仏像、芸術作品のどれもが、日常を忘れさせてくれるほどの魅力を持っています。今後、浜松市を訪れる機会があれば、ぜひ「龍雲寺」にも訪れてみてください。
2024.10.11書家金澤翔子さんの展覧会を観に伺いました。常設の翔子さんの書を観に来たことはありましたが、今回はより多くの作品が展示されており見応えたっぷりでした。エネルギーに満ち、とても魅力的でした。展示は無料でしたが、少し気持ちを包みました。展示を観たあとは、お寺の敷地内にある展望台へ。徒歩3分。佐鳴湖が見下ろせる穏やかな場所で、ベンチに座って休めます。秋の心地よい風に癒されました。私は10時頃に来たのですが、その時の来訪者はチラホラ。11時に帰る頃にはお寺の隣の駐車場はほぼ埋まっていました。
金澤翔子さんの般若心経を観に。まだ新しい綺麗な建物に、大迫力の般若心経がバーーンと!見応えあり。ほかにも襖などに書があり、素晴らしかったです。1枚100円の良心価格でハガキも売っていました。「写真撮影、SNS 投稿自由です」とアナウンスがあるのが親切です。本堂の前の枯山水が珍しいなと思いました。御朱印は書き置きのみで、1枚300円で3種類ありました。落ち着いて参拝できます。おすすめです。
一日一食断食7日間を過ごしました。もともとお寺は好きですが、7日間も同じお寺で過ごしたのは、勿論初めてでした。今日は、金澤翔子さんの書に出会えたことへの感謝を述べたいと思います。以前から既に有名になられており、時々TVで拝見したこともありましたが、今回は7日間、毎日、翔子さんの世界一大きな般若心経の前で、梅湯茶を頂いたり、住職のお話を聴かせていただいたり、ストレッチをしたので、ゆっくり拝見させていただきました。丁寧にまた力強く書かれた般若心経は、心豊かな翔子さんそのもので、穏やかで優しい気持ちになれます。翔子さん、ありがとうございます。涅槃堂の玄関にある円の書も、すばらしいです。他にもたくさんの書が奉納展示されており、禅堂の各お部屋にも展示されていて、心落ち着けたのは翔子さんの書のおかげかなと思います。皆さまもぜひ龍雲寺へ。
書の美しさに圧倒されたただ大きいからという訳では無く、お寺さんの雰囲気もあるのだろうが柔らかく包みこまれるような空気の中に力強いものを感じた別に自分は評論家でもないし色々な書を見てきたような目の肥えた経験をしている訳でもないそんな素人の自分でも素晴らしいと感じました。
佐鳴湖に行った途中でふと立ち寄ったのですが お庭も綺麗でしたし 金澤翔子さんの書が素敵でした。御朱印にもお寺のもののほかに金澤の御朱印も素敵です。休憩室にはセルフのお茶もあってのんびり過ごしました。建物の横の階段を登った展望台からは佐鳴湖を一望できました。階段の脇には古いお地蔵様が見守ってくれていて お寺という厳しい雰囲気でなく 暖かく迎え入れてくれる感じのお寺でした。
名前 |
龍雲寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
053-447-1231 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.6 |
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立派な境内をお持ちで、裏手には高台があり佐鳴湖を一望できます。とてもオープンで誰でも自由に本堂を含めお参りできます。奥には素晴らしい日本庭園を書院があって見応えあります。さらに奥に進むと金澤翔子氏の起毛された巨大な般若心経を見ることができます。