美しい紫陽花と歴史の丘。
黒羽城跡の特徴
南北に長い城跡で、河川の段差を活かした独特な構造です。
整備された公園では紫陽花や桜が美しく、観光に最適です。
大田原城に似た複郭の山城で、歴史的な魅力が感じられます。
大田原の歴史とともにある、2つの丘城。奥州街道沿いに大田原城、その東に黒羽城がありました。黒羽城趾は黒羽藩一万八千石を治めた大関氏の居城。現在は、城址公園として整備されていますが、かつての丘城の地形は今に残されています。
南北に長い城跡で、河川による段差を利用、本丸周囲の土塁、南、北に連郭式に曲輪を配する、などなど大田原城とよく似た縄張と思いました。東側に大きな公園駐車場があり、駐車場周囲にも曲輪が展開します。トイレ近くに土塁があり南側の水堀と対比が印象的でした。駐車場西側に大手となり空堀にかかる橋を経て、本丸に至ります。周囲の土塁上を周回でき、南側の三の丸?との空堀は高低差があり見応えありました。西側に展望台があり日光方面を眺望できます。二ノ丸西側にも土塁が見られ、北側は市街地となり城跡は不明瞭でした。南側の三の丸を南下すると空堀で区切られて、芭蕉の施設の曲輪など複数存在します。
多くの空堀や水堀、土塁からなる複郭の山城です。本丸跡・二の丸跡(駐車場)・会所跡・三の丸跡(芭蕉の館)等が残り、本丸周辺の堀や土塁も比較的良い状態で残っています🥷
那珂川の左岸にある大関氏の城。主郭を中心として南北に2郭と3郭を配し、土塁や空堀で守りを固めていますが、その堀の深いこと深いこと!駅から遠いので車無しだとバスで訪れることになりますが、それでも一見の価値ありです♪
西那須野駅からバスで上前田まで。そこから歩きました。20分ぐらい歩きます。バスの本数が少ないので、帰る時間には注意しておく必要があります。
城跡は公園として整備されていて、入口の隣に大きな駐車場もあります。丘陵地の頂にあり東側は崖、残りの三方は大きな掘て防御しています。戦国時代から江戸時代を通して利用されたとても長い歴史を持つ名城です。模擬天守閣などの派手な見せ物はありませんが土塁、堀切はしっかり残っています。
こういう風に整備すると、城の構造もわかるし紫陽花も綺麗で観光のためには一番良いんじゃないかと思いました。虎口の構造なども良く残っていて見ごたえあります。
那須氏家臣、大関高増が黒羽城を築き、白旗城から移った。関ケ原の戦いでは大関氏は東軍に与し、会津の上杉氏に備える為に大改修を行う。江戸時代では立藩から廃藩まで一貫して大関氏が治めた。遺構は堀切、空堀、水堀、土塁、郭等が良好に残されている。
紫陽花が有名ですが桜も綺麗でした。
名前 |
黒羽城跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0287-23-8711 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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小領主の山城の宿命とも言えますが、素人目に見ればただの山です。しかし、芭蕉の館と言う史料館(?)が整備されており、黒羽城や黒羽藩主大関氏の歴史について学ぶことができます。季節によっては紫陽花も綺麗だそうです。