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名前 |
八幡神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
[光り輝く神々の杜、そして神々との間合い]信号待ち。焦点の朧げな視界が陰ります。影は私を追い越し、それは姿を現しました。『白鷺』優雅に、羽ばたくことなく、この八幡神社の杜に吸い込まれていきました。多少の予定はさておき、この神社に立ち寄ることになります。鳥居をくぐり葉桜の参道を過ぎると境内が少し開けました。私は迂闊にもその空間に不用意に足を踏み入れてしまいました。すると、天空から、「グワ-」という声十数羽はいるようです。シラサギ=ダイサギ、チュウサギアオサギゴイサギ上から見下ろされ、査定されているようです。サギは、神々の遣いとされ、私を見抜こうとしています。しかし、今の私には、隠す術も繕う術も、逃げ出す勇気もありません。ただ前進あるのみでした。拝殿の前に立ち、二礼二拍手予想に反し、サギたちは全く動じません地鳴きと言われる鳴き声は止みません。右手にある摂社の祠が視界に入り参拝したい衝動にかられます。しかし、祠の上には、鷺の巣があります。4~6月はサギの繁殖期となり、ナイーブになっています。祠・サギとの間合いを摺足で詰めていきます。まるで、居合道です。相手は、達人、神の使いのサギです。不用意には進めません。上空と祠とを交互に睨みながらようやく、祠の前にたどり着きました。祠の前に立ち、二礼二拍手今度は、地鳴きが収まり杜の時が止まります。そして杜は静寂に包まれました。私は、神々の懐に飛び込むことができたのかもしれません。暫くすると、光に包まれる森の、時は再び動き始めました。地鳴きは、徐々に元の大音響にもどります。しかし、それは私への応援にしか聞こえなくなりました。この社にお導きいただきありがとうございました。