農聖・石川理紀之助の魅力。
潟上市 郷土文化保存伝習館(石川翁資料館)の特徴
聖農として名高い石川理紀之助翁の資料が充実しています。
新展示室が魅力的で多くの農具が展示されています。
石川翁の偉大さを実感できる貴重な資料が揃っています。
ルーツ探しの繋がりで理紀之助さんのことを初めて知り、こちらに立ち寄りました。事前に資料は読んでおりましたが説明を伺いながら見学し改めて素晴らしい方なのだなぁと思いました。小さな資料館でしたが今後も残していただきたいです。
聖農であり篤農家、詩人でもある石川翁の資料館。生き方のハードさに目が行きますが、生き様や人としての魅力も感じられます。周辺には石川翁所縁の遺跡や建物は配置されており見応えのある資料館となっています。館から眺める田んぼも忘れられない景色です。
石川理紀之助翁のひ孫に当たる方が沢山の資料を寄贈なさり、新展示室が出来てからは とても魅力的になりました。因みに、私自身、翁の玄孫デス。また、WA ROCKの石交換所に指定されているので、行く度に入れ替っている石を見るのも、自作のWA ROCKを放石する楽しみもありマス。
石川翁は農村の救済と農業振興にその生涯を捧げ、「聖農」と言われた人だということは知っていたのですが、この伝承館を見学して、そのすごさを実感することができました。土地勘がないと場所が分かりにくいのが難点。料金は270円で休館日は基本月曜日です。建物は1階が駐車場、2階が受付&展示室となっており、3階から外に出て石川翁の遺跡を見学して回るという変則的な構造になっています。3階の外に出て見える田園風景も良かったです。すぐ近くに石川翁の子孫が住んでおり、「草木谷を守る会」という名で里山と八郎湖の環境保全活動をしています。
石川理紀之介に関する資料から農具、遺品等が数多く展示されており、恥ずかしながら彼の偉大さを初めて実感しました。理紀之介が生きていた時に集めた米も籾殻をつけたまま残っており、感慨深いものがありました。
資料、農具が多く保存されてる。
農聖 石川理紀之助翁に関わる資料がたくさんあります。伝習館の裏山も散策出来、翁の終の住処となった尚庵なども見ることが出来ます。それにしても石川翁って凄いお方ですね。
石川理紀之助について詳しく知ることが出来ます。資料館の奥は、当時の建築物が大切に残されています。なお、もっと山の奥に行くと、理紀之助が若い頃過ごしていた「草木谷」という建築物があります。潟上市の偉人といってもいい理紀之助のことは、ここで知ることができます。
名前 |
潟上市 郷土文化保存伝習館(石川翁資料館) |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
018-877-6919 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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秋田市在住だった頃、毎秋、県内各地を持ち回り開催されていた「秋田種苗交換会」を、秋田市開催時に訪れたことがある。農民が作物の出来映えを競う収穫祭で、品評会。欧米でのファーマーズ マーケットのようなものである。秋田の竿灯祭もいいが、地元の方々の、よそ者を見る「眼の壁」を気になさらなければ、一見に値する実用的お祭りではなかろうか。★その発案者が、秋田の農村救済指導者だった聖農石川理紀之助翁。★その石川翁の令孫石川尚三氏所蔵資料を調査する為に、大学図書館司書だった私は、大学祭の秋休みを利用し、秋田市経由で石川翁所縁の場所に出掛けたことがある。★調べのキッカケは、養父の親友で元秋田県小作官西田近太郎(北大で有島武郎と同級)から依頼されていた、尚三氏所蔵資料のユニークな出自確認と、書誌的データ採録だった。★戦間期の社会運動書・国粋的イデオロギー書が、混然としているユニークな蔵書が、出自を雄弁に物語っていた。★その時、私が調べていた建物は、石川翁の次男老之助病没後、幼い孫を慈しむ為に、翁が建立した「梅廼舎」で、そこに蔵書があった。★ただ、天井から何かがさごそと音がする。構わずノートを取っていたのは、限られた滞在のわりに、調査書が多く余裕がなかったから。☆今あの資料はどうなっているのだろうか。★ところがである、その音源の正体が天井から降ってきた。家の「ヌシ」と呼ばれる大蛇で、見慣れぬよそ者に挨拶に来たらしい。肝を潰した私が身を竦(すく)めて眺めているわきを、外にお出かけであった。こうした「守り神」が大切にされていた時代の話である。のどかだったが、忘れ難い思い出である。