山代温泉の女生水、子宝の源。
女生水の特徴
昔の女性たちが水を汲んでいた場所で、歴史を感じます。
水流の勢いが魅力的な、独特な水の風味を楽しめます。
近くの男生水と共に、子宝のご利益があると評判です。
山代温泉にある名水の1つ。飲水すると子宝に恵まれる言い伝えがあるとか。男生水より少し分かりづらいところにありますが、雰囲気もあり、少し立ち寄って見てみるのも良いかもしれません。
昔はこの場所で女性たちが生活用の水を汲んでおり忙しなく動いていたことから女生水と呼ばれるようになりました。ここの湧水はどんなに雨が降らなくても湧き出てていたそうなので町民に重宝されていました。今でも湧水は飲料水として飲めます。
水流の勢いがもう少しあればいいかな(笑)
ほんの少し藻の風味がします。
近くに男生水があります😃
子宝に効くと聞いて、御水をもらいに行きました。近くにある男生水と混ぜると本当はいいそうなんですが、男生水の水は飲用できず。お参りだけさせていただきました。山代温泉の総湯の周りは、沢山散策出来る場所があるので、近くに来た際は、市営の無料駐車場に停めてから散策するのをオススメします。
分かりにくい所にあり素通りするので注意。
子宝に効くと聞いて、御水をもらいに行きました。近くにある男生水と混ぜると本当はいいそうなんですが、男生水の水は飲用できず。お参りだけさせていただきました。山代温泉の総湯の周りは、沢山散策出来る場所があるので、近くに来た際は、市営の無料駐車場に停めてから散策するのをオススメします。
| 名前 |
女生水 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 評価 |
3.5 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
加賀の山代温泉街、その中心に「女生水(おんなしょうず)」という湧き水がある。山代温泉に数ある名所のなかでも、昔から地域にとって格別に重要だったこの場所には、地元ならではの歴史が詰まっている。そもそも、この湧き水がどうして「女生水」と呼ばれるようになったかというと、その由来はこの地の暮らしぶりにある。昭和31年(1956)頃まで、この山代温泉地区には上水道というものが整備されていなかった。そのため街の住民にとって湧き水は生活そのものを支える貴重な水源だった。特に温泉旅館の女中さんたちは、朝に晩にと桶を手にしてこの水を汲みに訪れたという。いつしか、女性たちが絶えず利用する湧き水ということから、誰が名付けたともなく「女生水」と呼ばれるようになった。名の由来ひとつをとっても、昔の暮らしの温かさが垣間見えるようで面白い。また、この女生水はただの湧き水ではない。江戸時代にこの地を治めていた大聖寺藩が、「三生水(さんしょうず)」と称して特別に選定した名水のひとつなのだ。三生水とは、ほかに「桂清水(かつらしょうず)」、「殿様生水(とのさましょうず)」があるが、女生水はその中でも、町の暮らしと深く結びつき、温泉街にとって欠かせない存在だったことは間違いない。女生水が湧き出る場所には地蔵尊がひっそりと祀られていて、通り過ぎる地元の人々は必ず手を合わせるのが習慣になっていたという。地域にとって女生水が水源としてだけでなく、信仰や感謝の対象になっていた証拠だろう。さらに伝承としては、この水は長い歴史の中で「決して枯れたことがない」と語り継がれている。大げさな話にも聞こえるが、それほどまでに地域にとって頼もしい水源だったことがうかがえるエピソードだ。加えて昭和12年(1937)に山代温泉街を襲った「山代大火」という大きな火事があった際には、この女生水が延焼を食い止めるのに役立ったという話が残っている。伝承的な話ではあるものの、実際に火の手が広がることなく鎮火できたことは、この地域にとって特別な意味がある出来事だったことだろう。さらに湧き水の傍らにある水掛地蔵尊には「夫婦が揃ってこの水を飲むと子宝に恵まれる」という言い伝えもあり、地域住民の信仰を集めている。このように女生水には地域の生活と密接につながった歴史や伝承が豊富だが、それだけではない。山代温泉という街自体が、古くは奈良時代の高僧・行基が白山参拝の途中に発見し開基したとされる薬王院温泉寺(やくおういんおんせんじ)の開湯から1300年以上という長い歴史をもつ温泉地だ。その寺からほど近い「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれる温泉街中心地には、服部神社や萬松園栄螺堂(ばんしょうえんさざえどう)など、歴史的にも文化的にも興味深い史跡が点在している。服部神社は機織りの神を祀り、温泉街の守護神的な役割を果たしてきた。そして栄螺堂は、江戸時代末期に建立された珍しい螺旋状の建物で、その展望から見下ろす街並みは格別だ。そのような史跡や寺社が集まる湯の曲輪に位置する女生水は、まさに山代温泉街の歴史と文化を象徴するような湧き水だと言える。この場所を訪れることで、ただの水源ではなく、地域が育んできた暮らしと歴史を肌で感じ取ることができるのだ。温泉地の中心部に今も静かに湧き続ける女生水。山代温泉という街にとって、この水は過去の生活を物語る貴重な史跡であり、今なお地域の暮らしや文化を支える象徴的な存在でもある。湧き水をただ飲むだけでなく、その背後にある歴史や伝承に触れることで、女生水の本当の価値が見えてくる。特に歴史や史跡めぐりが好きならば、女生水を起点として周辺の寺社や温泉街を巡ってみるのも面白いだろう。女生水は、温泉を楽しむだけではない、加賀の魅力を再発見させてくれる場所に違いない。