水の歴史を感じる、大正の土木遺産。
龍ケ池揚水機場の特徴
明治42年に工事が始まり、2023年現在も稼働している貴重な土木遺産です。
琵琶湖東岸の農業発展に寄与した歴史的な蒸気ポンプ施設が魅力です。
田畑の真ん中に位置し、周囲の景観も楽しめる訪問価値のあるスポットです。
新聞記事を見て行って来ました。
日本で最初期の蒸気ポンプを利用した地下水汲み上げ施設。蒸気機関から電力へ変わったものの、現役で稼働しており、土木遺産にも選ばれている。
これは見逃せない。明治43年に、民間が蒸気ポンプを輸入して灌漑に使うなんてよくやったものです。この井戸はまだ原型を留めていて、現役の水源として使われています。
田畑の真ん中にあります、揚水場だけでなく、付近の景観もなかなかいい感じです。
平成26年度土木学会選奨土木遺産選奨理由砂山池・龍ケ池揚水機場は「琵琶湖東岸の農業発展に寄与した日本で最初期の蒸気ポンプによる地下水くみ上げ施設で現在も電動で稼働している貴重な土木遺産」竣工年1913年(大正2)に作られた蒸気ポンプ式揚水機場、蒸気ポンプだった為管理小屋が併設され泊まり込みでボイラーを管理していた様子が伺える現在は電気式ポンプで汲み上げをしている為ひと気は無い神社もありこの辺りの農業従事者にとって重要な施設だとわかる。
田んぼの真ん中にあり、遠目からだとなにか分かりにくいものの行く価値あり。
今でこそ美田の広がるこの地では、琵琶湖という水の塊を目の前にしながらも永年水不足に苦しみ、わずかな川の水の分配をめぐって争いがおこった歴史を持っていました。だからこそ、わが国初の動力ポンプによる灌漑施設ができたわけですが、そのあたりの事情については、豊里小学校内の展示パネルに詳しいので、併せて見ることをお勧めします。
こちらは北東にある「砂山池揚水機場」と違い、駐車スペースや「雨水神社」もあり、産業遺産を観に来られるなら、こちらが良いでしょう。ロープが張られてはいますが、申し訳程度なので、近づき過ぎて転落しないように御注意ください。
名前 |
龍ケ池揚水機場 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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世界かんがい施設遺産に登録されました1909年・明治42年に工事が始まり、1913年・大正2年に完成しました。