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跡形無し2023年11月下旬、亀山宿探訪の際に寄りました。近代化が進み、民間駐車場の出入口の片隅に標柱が設置されており、近くに説明板がある程度です。説明板には——————————————————————太鼓櫓跡東三之丸から二之丸への出入口となる枡形を固める三間四方の小規模な三階櫓で、最上階に時を告げる太鼓が置かれたことから太鼓櫓の名がある。十七世紀半ばの段階では存在していなかったものとみられ、江戸時代中ごろになって築造されたものと考えられる。嘉永七年(1854)の大地震で倒壊し、遅くとも文久二年(1862)には再建されている。平成十三年に、この「姫垣外苑」の整備である「くらしの道づくり事業」に伴う発掘調査で太鼓櫓石垣の基底部が発見されている。この石垣の石材は表面が平担になるように細かな調整痕跡がみられ、直線的な石垣であったことがうかがえる。また、裏込石の入る幅が狭いことからそれほどの高さを持たない石垣と考えられる。この石垣は埋め戻して保存され、その位置や形状を歩道に平面表示した。なお、太鼓櫓の下層からは、戦国時代未期の空堀が確認されており、近世亀山城の祖形がこの時期にまでさかのぼることを示している。—————————————————————-とあります。