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地家室(じかむろ)は、帆船時代には下関より御手洗よりも船の着くのは地の家室とうたわれたほどの港で、毛利氏の参勤交代の際の寄港地で茶屋がありました。殿様の乗った御座船は、三田尻を出て下松・室積・上関などに着けて地家室の茶屋に上って一泊するのが恒例でした。その宿となったのがこの寺のようです。また女郎などもいたので船乗りには人気の港だったようです。そのため明治時代には、この港へは何百艘というほどの帆船が人港して正月を迎えようとしたそうです。ここで正月を迎えようとする旅船が艫(とも)をならべて碇泊します。大晦回の夜は、泉福寺の百八の鐘が鳴ると船頭たちは伝馬(船)にのって親しい船へ挨拶にまわります。各船にはかがり火が焚かれて、明るく港を照らしたといいます。