歴史を感じる日本酒の宝庫。
出雲大社観祭楼及び廻廊の特徴
1667年に建てられた観祭楼の美しい風情があります。
展望館前に並ぶ多彩な日本酒が楽しめます。
出雲大社の広場では落ち着いた雰囲気で過ごせます。
2020/7/23来訪。江戸中期/1667年の建物観察楼は、桁行六間、梁間三間の楼造、入母屋造りです。総檜皮葺きで国宝指定重要文化財です。
たくさんの日本酒が前に出され、ビールもビールボックスに入れられます!(原文)前方供奉了許多清酒,甚至還有用啤酒箱裝的啤酒!
観祭楼(かんさいろう)は、楼門と同じく1667年に建てられ、1744年の造営の時に解体移築したものといれています。この建物は、途中から2階建てになっていて、その2階には2つの畳敷きの部屋があります。ここを朝廷や幕府の要人、または藩の重臣などが訪れた際、南側の境内を観ることができるようになっています。この観祭楼は、要人を迎えるために良質な材料を使って造られていますが、1階部分が回廊という特殊な造りをしていることから、出雲大社の境内社殿の中でもひときわ特徴的にみえます。なお、出雲大社の境内には彩色がない質素な「白木造り(しらきつくり)」の社殿が多いのですが、これは仏教伝来以前の古神道の社殿ならでわの典型例です。古神道の代名詞ともいえる出雲大社ならではの造りといえます。1階部分は廻廊(かいろう)となっており、楼門と玉垣と連絡して御本殿を取り巻く、塀(へい)を形成しています。ちなみに「観祭楼」の前(南側)の敷地には、四角く石で囲まれた場所があります。2階 かつては、ここで様々な芸能が行われており、「観祭楼」の2階の大部屋から舞楽などの芸能を観覧していたようです。それを証明するかのように、正面の蔀戸(しとみど)は、上下に開閉する様式であり、その手前には欄干(らんかん/手すり)が設けられていることから、ここから要人たちが出雲大社で執り行われる様々な祭礼を見学していた姿が想像につきます。すなわち、『祭礼を観覧する楼閣』ということで、これが”観祭楼”の名前の由来にもつながっています。蔀戸は主に平安貴族の邸宅の寝殿造りの建物に用いられていた様式であることから、大切な要人を迎えるための施設であることも分かります。屋根は、格式の高い「入母屋造(いりおもやづくり)」で、出雲大社境内の他の殿舎同様に檜皮(ひわだ)で葺かれており、軒下は飛燕(ひえん)と地垂木(じたるき)から構成される二軒繁垂木(ふたのきしげたるき)で組まれています。
展望館の前にはたくさんのお酒が置かれています。(原文)觀察樓前擺放了很多日本清酒。
出雲大社の拝殿の横は広場になっています。正面に御本殿の屋根が見え、その前が八足門、その隣に二階建てとなっている建物が観祭楼(かんさいろう)です。名前のとおり、朝廷や幕府、藩の要人が舞台を見ることができた場所なのだそうです。観祭楼の前にある石で四角に囲んだ場所が舞台だったとのことです。正面部には「上部開閉式の蔀戸(しとみど)」が据えられ、その前に高欄も据えられています。
名前 |
出雲大社観祭楼及び廻廊 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
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神仏のことはよく分かりませんが、建物の風情が歴史を感じさせます。