寛政八年創建の天満社。
・御祭神:天神(菅原道真)この天満社は寛政八年(1796)に日出藩郡奉行の二宮兼善が著述した「日出図跡考」によると日出地区にある天満社二社のうちの一社である。かつては字門前の甚蔵と言う者の屋敷内にあったが宝永三年(1706)この地に遷座し、字小路の高橋大工が施主となって当時の神殿・社殿・稲荷堂を建立したと伝えられている。この時藩主から材木等の寄進が行なわれている。当時はこの付近は日出藩主の菩提寺である禅宗(曹洞宗)松屋寺・その役寺の永昌寺・梅昌寺・宝福庵・浄土宗龍泉寺などが軒を連ねていたため寺町と呼ばれ、この天満社を寺町天満社と称した。明治初年の神仏分離令で地名の平(ひら)を付け平(ひら)天満社となり付近の住民が氏子となり祀りを続けてきた。昭和五十四年に老朽化した社殿を壊し、社殿兼用の自治会公民館を建設し佐尾区全戸で神社を祀ることを決め、現代に至っている。夏祭りは毎年七月二十四日・二十五日両日にに催され子ども神輿も出て賑わっている。神殿右側にはかつてこの付近が養蚕が盛んであってのでその神を祀る二つの祠がある。
名前 |
平天満社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.5 |
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R10で杵築の方に進み松屋寺入り口交差点で左折しすぐ右折し脇道に入ると左側に神社は鎮座している。神社についての説明は掲示されている。説明の下りに境内社として養蚕が盛んであったのでその神を祀っていると記されている。神社は地域の様子、出来事等を記録し後世に伝える役割もしているのを見かけることがよくある。蛇足になるが養蚕神社を豊後大野市、熊本県菊池郡等で見かけたことがある。