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名前 |
神太郎水神 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
神太郎水神宮祭神は川の詰神太郎、例祭日は旧暦2月16日である。この神太郎水神宮は、高千穂郷五水神宮の一座である。太古、従来にまだ道がなく峰を伝うか川沿いを通行する頃、天孫降臨の地高千穂郷を鎮守するため神武天皇の兄五瀬命(いつせのみこと)は、この地域を貫流する五ヶ瀬川流域の要害の地五ケ所に部下を遣わして守備された。その地は東に見立の「川の詰神太郎」、西は三ケ所廻り渕に「雑賀小路安長」、南は七折に「網之瀬弥十郎」、北は田原に「連波三郎(さざなみさぶろう)」、中央は三田井の「御橋久太郎(みはしのきゅうたろう)」であり、神太郎はその長兄であるといわれる。ここは豊後(大分)路の開所として、侵入者を防ぐために任せられた命たちを祀った社で、建立は不明であるが由緒は古く、同時に各水系に配された水神のなかでも霊験あらたかなことでも知られる。また、水神は武勇の神として崇敬され、当地の氏子は日清・日露から太平洋までの各戦役で1人の戦没者も出なかったという。これは神太郎水神の御守護と村人は語る。安全祈願から縁結び、雨乞い、山家事の鎮火祈願に至るまで実に万能の水神である。また、水神渕の水を使って手習いすると上達するといわれ、昔から遠近の参拝者が多いことでも有名である。次のような神太郎水神の逸話がある。「昔、寺子屋で学習する頃、手習い中に白髪の老人が現れ、その手習いに見入っていた。いつしかその姿は消え去ったという。神太郎水神であったのだろう」※日之影町史より抜粋。