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お湯の神様。江戸時代の中頃、湯の瀬に、1頭の鹿がうずくまっていた。近づいてみると、足に怪我をして動けず、そこに湧き出している水で傷口を癒していた。その水に触れてみると、水は温かみがあり硫黄の臭いもした。それは霊験あらたかな湯水だ、神の思し召しにちがいない、と鹿を助け、「湯屋権現」の神を祀って湯の瀬を大切に扱ったと伝えられている。