古墳と石仏が織りなす霊場の魅力。
鋳物師大師塚古墳(防府霊場第三十二番)の特徴
古墳の中にある石仏さまが出迎えてくれます。
四十数年振りに訪れる価値のある霊場です。
古墳が霊場として信仰を集めています。
四十数年振りに訪れました。当時、この辺りは木造家屋が密集しており、狭小な道路と路地裏を抜けて古墳に到達した記憶があります。現在は、都市計画により整然とした街並にはなっておりますが、この一角だけは時間が停止したような感覚になります。とはいえ、古墳の前側には「鋳物師会館」(自治会館?)が建っており、時折訪れる私どものような者ために、御厚意により数台分の駐車スペースもあるようです。今回も幸せました。有難うございました。🙇説明板によりますと、この古墳は「古墳時代後期」(6世紀頃)築造されたようです。しかし、古墳周囲の盛土が長年にわたって削り採られた結果、古墳の形状は不明だそうです。しかし、石室(主室・前室・羨道)はほぼ完全に残っており、安心しました。石室の延長は、市内高井に所在する大日古墳(前方後円墳)に迫るものがあります。最も奥の主室には、石棺はありませんが、9世紀以降にお大師様(空海)がお祀りされています。石室の天井には巨石が使われています。花崗岩若しくは閃緑岩と思われますが、天神山、桑山、江泊山などから運び込まれたものと推測いたします。いずれにいたしましても、千数百年にわたり存在してきた防府の貴重な遺跡を千年後もきちんとした形で遺すのか市当局と地元で10年くらいの時間を掛けてでも検討していただきたいと強く願います。
古墳の中に石仏さまがいらっしゃいます。
名前 |
鋳物師大師塚古墳(防府霊場第三十二番) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.4 |
周辺のオススメ

古墳が霊場になっています。珍しいです。