日本書紀の元伊勢、気を感じる神秘。
伊久良河宮跡の特徴
日本書紀にも記載される元伊勢の神聖な地です。
天照大神が鎮座していた歴史を感じる場所です。
独特な気を感じられる神秘的な雰囲気です。
近所ですが、初めて訪問。歴史も風格もあり驚きました。
伊勢神宮よりも前に、天照大神(あまてらすおおみかみ)は、ここに鎮座していました。今から2千年近くも前、瑞穂市居倉(いくら)の伊久良河宮に4年間鎮座していました。伊勢神宮にまつられる前のことです。このことは、日本最古の正史『日本書記』や『倭姫命(やまとひめのみこと)世紀』等に次のように書かれています。「垂仁天皇の時、倭姫命に命ぜられ、伊賀、近江を経て、美濃の居倉に四年間留まられ、伊勢に遷宮された」垂仁天皇から命を受けた娘の巫女の倭姫命が天照大神をまつる地を探し、この地にたどり着いたというのです。このように、現在の伊勢神宮に遷宮する以前に、一時的にせよまつられたという伝承を持つ場所を「元伊勢(もといせ)」と呼びます。伊久良河宮はそのひとつなのです。伊勢神宮は全国八万数千の神社の本宗(総本宮)です。皇位の御しるしである八咫鏡(やたのかがみ)をご神体とし、皇祖天照大神をお祀りする皇大神宮(内宮)が信仰の中心となっています。大和に朝廷があったころ、天照大神は、最初は宮中にお祀りされていましたが、崇神(すじん)天皇のとき皇女豊鍬入姫命は勅命により天照大神を大和の笠縫邑(かさぬいのむら)に遷し、そこでお祀りされました。その後、垂仁天皇のとき、皇女倭姫命がお祀りを引き継がれました。倭姫命は、天照大神をお祀りするのに最もふさわしい地を求めて、大和から伊賀、近江を経て、美濃の国の伊久良河宮に遷られました。現在の瑞穂市居倉の天神神社がその跡です。古代の祭祀遺跡御船代石(みふなしろいし)があり、市の史跡に指定されています。昭和14年に岐阜県庁から発行された『岐阜県史跡天然記念物調査報告書 第八集』に詳しい調査報告書が載せられています。文化庁発行の『全国遺跡地図』、巣南町(現在の瑞穂市)発行の『巣南町史』など、官公庁による書籍に、伊久良河宮のことが大切に記されています。国の正史として書かれた「日本書紀」をはじめ、『皇大神宮延暦儀式帳』、『倭姫命世紀』などは、伊勢神宮の御遷幸のことと共に、伊久良河宮のことを伝える貴重な古記録です。
よく分からない「気」が感じられる。
名前 |
伊久良河宮跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
058-327-4128 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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日本書紀にも書かれている元伊勢。倭姫命は天照大御神の祀りどころを今の伊勢神宮に定める前、美濃の国にも寄ったというがそれはどこだろう?と探していたら、やっとここを見付けました。近くに神戸町(ごうどちょう)という地名があり、怪しいとにらんでいたんですけど、隣の瑞穂市でした。瑞穂市のHPを見ると、そもそも市の名前もここに因んで付けられたそうです。御船代石がすばらしい!(でもあんまり期待しないでください!)