雨乞いの儀式、神社の秘密。
八大竜王神の特徴
docomo電波塔からの道は急で滑りやすいので注意が必要です。
十二坊林道から取り付き、小山のピーク付近にあります。
落ち葉が多いので、足元に気を付けて訪れると良いでしょう。
docomo電波塔から、山道があるが、とても急になっており落ち葉などで滑りやすくなっているので注意しましょう。
十二坊林道より取り付き、小山のピーク付近に位置します。干魃時(かんばつじ)の雨乞い神として昔から祈願されているらしいです。北緯35° 1′36.5″、 東経136° 5′27.3″あたりで、標高は376.7mとなっています。
名前 |
八大竜王神 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
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古くより水不足で困った時、ここで祈りを捧げると翌日には雨が降ると信じられ雨乞いの儀式が行われてきた神社である。場所は岩根山頂から北西に長い細道を進んだ先、かなり時間がかかる上に普段は車が入れないため自転車やそれに近いもので来ることをおすすめする。この辺りは岳(だけ)と呼ばれており、またその岳の中でもここは八大竜王神山とこの神社の名を関する峰で、この神社までの道中にも竜王社の祭礼に関する内容が張り出されており、山中に八大龍王神の社が存在することを伝えている。だがしかし、本来なら通り過ぎるような目印のない場所に存在し、看板も小さく来させる気が無さそうだと感じるような場所だ。神社といっても神の名を彫り記した岩塊が立ててあるのみで社殿拝殿もなければ鳥居もない。だがどうにも祭礼日には人が来るようで祭礼日の7月8日にはここで雨乞いの儀式が行われる。ちなみに雨乞いの儀式をする市内の多度神社、龍神(雨山頂上の社)をまとめて湖南雨乞い三社と呼ばれているらしい。祭神の八大龍王神は元々仏教の神で護法善神と呼ばれる神々の中に含まれる。何千万という途方もない数の眷属を引き連れておりその眷属たちと共に釈迦の説法に耳を貸したとされる。さて、名としてはこの仏教の神であるが本質的には全く違うだろうと考えている。この仏教の八大龍王に対する考え方とまた違った龍神\u003d水の神という信仰が存在し、その信仰の下で建てられた神社なのではないだろうか。日本には闇龗神や高龗神(この二柱の神は同じ神の別の側面とされる)という龍の姿をした水の神がおり、この神に対する信仰と八大龍王への信仰が混ざったことにより雨乞いの地で八大龍王が祀られるという不思議な現象が起きているのではないだろうかと推測している。