河俣阿蘇神社の隠れた運動場。
河俣阿蘇神社は八代市東陽町河俣に位置する。 2011年に建立900年を迎える伝統ある神社です。祭神は健磐龍命ほか。伝説によれば【健緒組命】の土蜘蛛征伐にゆかりある神社。現在の神殿は1926(大正15)年改築。 河俣川沿いに境内があり北西を向く。△概要【健緒組命(たけおくみ)】古墳時代の豪族で初代火国造。『肥前国風土記』によると、崇神朝に益城郡の朝来名峰に打猿と頸猿という二人の土蜘蛛がおり、百八十余人の軍勢を率いて山頂に隠れ住み、天皇に服従しなかったため、天皇は肥君(火君)等の祖・健緒組に土蜘蛛を征討するように勅命を下したとされる。健緒組は勅命を奉じて悉く土蜘蛛を討った後、国内を観察して日が暮れたため、八代郡の白髪山で止まった。その夜、虚空に火が出現して自然に燃え上がり、徐々に降下して山に火が就いた。それを見て驚いた健緒組は不思議に思い、朝廷に参上して戎征討を復命した際にこの出来事を奏上した。すると、天皇は「奏上したようなことは未だ聞いたことがない。火が下った国だから火国と謂うべきだろう」と勅した。そこで健緒組の勲功を挙げて姓名を与え、火君健緒組といった。そのまま健緒組に国を統治させ、火によって火国といったとされる。
名前 |
河俣阿蘇宮 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
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鳥居と社殿の間の参道部分が保育園の運動場になっていて部外者が入ることができません。鳥居をくぐって参拝できない珍しい神社です。ただ、福岡県には、1,000年以上続く神社の周りがすべて保育園の敷地になっていて近づいて参拝すらできない神社もあるし、そういえば代陽小学校も……と考えれば、例えば「珍百景」に取り上げられるほど珍しいとはいえないかもしれません。