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名前 |
巴館 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
由利町教育委員会(平成の大合併後は由利本荘市教育委員会)の史跡「巴館」の記述より。この巴館は、仁治年間(1240年〜1242年)に木曽義仲の愛妾・巴御前の一門である巴太郎頼勝が築いた館である。巴一族は木曽義仲に従って戦功をたてたが、寿永3年1月(1184年)義仲は、源範頼・義経に攻められ、近江の粟津で討ち死にした後、巴一族は流浪し、巴太郎頼勝はこの地に隠住した。応仁年間(1467年〜1468年)、由理十二頭の下向に伴い、由利の地を領した滝沢氏に恭順し、巴源七家の祖となった。また、巴館のそばに住んでいた佐藤茂右衛門家の遠祖忠信は、源義経に従い一の谷の合戦後、奥州に下り、この地に来て巴太郎に仕えたと言われる。館は道をはさんで東側に広がっており、現在の春日神社境内が、巴館の最高部に位置していると考えられる(平成2年9月)。