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名前 |
恵比須神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
祭日:8月10日創立年代や変遷については不明であるが、稲荷神社と廊下続きに建てられている。祭神についても不確かなところがあるが、本殿にあたるところには、細工の込んだ御室があり、その脇に大黒天の浮き彫り石像がある。境内には元治元年(1864)のものとされる「甲子」(きのえね)と刻された石塔がある。甲子講は甲子の夜に集まって、大黒天を祀って夜まで語り合うのである。大黒天は福の神であり、大黒は大国に通じて、恵比須神社の神でもあったと思われる。恵比須神社の境内に甲子塔があることから、甲子講があったと推測させる。恵比須神社は米代川の川縁にあり、日本海とも近いことから、海上安全や大漁祈願の絵馬が多く掲額されている。塚本琴村の板絵が二枚あるほか、図柄が似ていて奉納者を書き込んだだけの紙絵が多くある。渡海者がどこかで求めてきたものだろう。境内にはこのほかに、太平山・三吉大神・金毘羅大権現・竜神大神などの石塔がある。(能代市史)