古墳時代の祭祀、月夜見命。
伊豫神社の特徴
伊豫神社の主祭神は月夜見命で、神秘的な雰囲気が漂います。
弥生時代の祭祀の歴史を感じることができる古社です。
三角縁神獣鏡など貴重な遺物が出土した貴重な場所です。
伊豫神社いよじんじゃ愛媛県伊予市上野2485月読尊愛比売命神八井耳命銅鉾、三角縁神獣鏡などが出土弥生時代、古墳時代にかけて連綿と祭祀されていた古社と思われます。
ご祭神は月夜見命(つくよみのみこと)。愛媛県名の発祥と言われる愛比売命(えひめのみこと)を祀る、弥光井神社を合祀しており、延喜式内名神神社(平安時代中期に編集された「延喜式」に記載のある神社、愛媛県内24社)です。入口の川に勅使橋(朝廷の使者が渡る橋)があります。興味深いのは松前町にも「愛比売命(えひめのみこと)を祀る「伊予神社」がありこちらも延喜式内名神神社となっています。どちらが本家は不明です。
主祭神は月夜見命です。この神社の特色として、他の神社の合祀、つまり今風に言えば吸収合併が挙げられるでしょうか。まず弥光井(いこい)神社。この神社は「井」の文字からもわかるとおり、湧水の地に建立された神社です。特にこの地は水不足に悩まされ、それ故にため池の多い土地。そんな土地にあって特に重要視・神聖視され、殊に愛媛の国御魂神の愛比売命がお祀りされた神社です。さらに行道山の山上にあった八大龍王神社。現在はこの伊豫神社の主祭神の拝殿の東、鳥居に正対する社殿でお祀りされています。この行道山にあった神社は近隣地区の住民がこぞって雨乞いを祈祷する篤く信奉された神社です。この湧水の神社と雨乞いの神社が共に合祀されているというのは、水不足に苦しんできたこの土地の人々の願いや祈り、歴史がしっかりと息づいていると言えるのではないでしょうか。ちなみに弥光井神社の跡は、この伊豫神社のすぐ南にある郷の下池にあります。伊豫神社をお参りされる時は、境内の東の道を南に行くと駐車場があります。境内の西の道は狭くて通れないのでご注意を。
名前 |
伊豫神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
089-982-4422 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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伊豫神社綺麗でした!伊予郡松前町の伊豫神社も綺麗でした。