由良山の尾根を辿り、時を超える。
由良岬衛所跡の特徴
網代地区からの尾根筋ルートが簡単で迷いにくいです。
由良山山頂経由の散策が楽しめる絶好のスポットです。
自然豊かな景色を楽しみながらのハイキングが魅力的です。
車は登山口の防災倉庫のところに駐車可能です。山頂までの道は基本歩きやすいですが、分岐がいくつかあるので地図はあった方がいいです。山頂から衛所まではなかなかの斜面を降りて行くので注意が必要です。危ない箇所にはロープがありますが、体力に自信のない人は少し厳しいと思われます。景色は抜群で遺構も見ごたえはあるのですが、衛所まで行くと全行程往復で10キロ程度あり、アップダウンもあるので山歩きの初心者にはおすすめはできません。帰りがかなりきついのではないかと思います。
岬の最果てに遺された旧海軍通信所。戦艦大和の乗員の生き残りが送り込まれたとも伝わっています。横穴式格納型砲台、発電室、兵舎、見張所、聴音所などを備えていました。太平洋戦争時は豊後水道に侵入する敵潜水艦探知のための施設でした。戦後、GHQにより爆破。現在は廃墟となり瓦礫が残されています。私たちを守る目的で作られた戦争遺跡であり、テレビで面白おかしく謎の施設のように取り上げられるのは好みません。ここへ至るまでの道は、登山用アプリなどで由良山を検索すれば分かると思います。一旦尾根に出れば由良山までは分かりやすいですが、その先は標識などありません。自力で登山道を示すピンクテープなどをたどる必要があります。距離や標高はさほどでは無いものの、途中水の補給なども出来ず急な傾斜道もあります。「テレビで取り上げられたから面白い」という理由だけで安易に訪れる人が居ないようにと願います。ケガと遭難の元だと思います。
2025年3月12日の「何だコレ!?ミステリー」2時間スペシャルで取り上げられた場所です。番組はご存知の通りフジテレビとなりますが、Google mapsでロケ地を探しているのでしょうね。番組内でロッジの方が色々と調べて時間を割いているのも白々しいものです。Google maps見たら何かは一目瞭然で答えがあるわけで。まるでネットのまとめサイトのような手抜き番組の制作だと思ってしまいます。TVの質の低下を改めて考えさせられる案件でした。個人的には四国旅行の際に訪問したいと思います。
2025/3/12何だコレ!?ミステリー2時限SPで放送旧海軍施設 由良崎防備衛所旧海軍が豊後水道に敵の艦隊、潜水艦などの侵入を防ぐ為に水中聴音機などを設置して、それを受信し調べるような施設!と紹介されていた!
とにかく尾根沿いに歩けば着きます。順調にいくと2時間かかりません。終点まで木にピンクリボンを結んでますが分かれ道もあります。尾根沿いから外れた道を進むと全く違う場所に行ってしまうので、そのときは引き返してください。分かりやすい登山口は小学校を過ぎてしばらく走ると広めのカーブがあり、そこに防災倉庫の物置があります。その目の前から登れます。真珠のフロートがたくさん置いてあります。
2022/05/07口コミの更新が一週間前と3ヶ月前になってる。ありがとうございます。ほんと皆さんすごいと思いますし、私のどうでもいい口コミに反応してくださってる方もありがとうございます2022年3月すごい!2022年にの1月に写真を挙げてくださった方,すごすぎる!どこで情報を得て,足を運んだのだろうか.
網代地区から尾根筋を辿り、由良山山頂経由で降りてくるルートが迷いにくいと思います。途中分岐して由良権現跡から由良岬灯台へ緩やかに降るルートは道が整備されてない場所があり、斜面が崩れている所で木を掴んで越えたりする必要がありました。
| 名前 |
由良岬衛所跡 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.4 |
| 住所 |
|
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由良岬衛所跡へ至る道は、単なる登山路というより、むしろ時間の襞へ踏み込んでいくような感覚を伴っていた。岬を撫でる風は荒々しく、潮の匂いを孕みながら、かつてここに集められた人々の緊張や決意の残滓を、いまだ運び続けているかのようであった。やがて崖上に現れるコンクリートの遺構は、すでに自然に半ば征服されながら、それでもなお頑なに形を保っている。その姿は敗北の惨めさよりも、むしろ役割を終えた兵士の静かな矜持に似ていた。内部に踏み入ると、剥落した天井や錆びた鉄筋が無言のまま時の経過を語る。だが奇妙なことに、そこに荒廃の醜悪さは感じられない。むしろ、人の意思と自然の力とが長い年月をかけて和解した末の、ある種の均整美が成立しているように思えるのだ。崩壊はここでは破滅ではなく、静かな完成に近い。特に印象的なのは、海へ突き出す観測施設跡からの眺めである。豊後水道の蒼さは深く、風は容赦なく吹き抜け、波は絶えず岩壁を叩き続ける。その壮大な自然の前に立つと、かつてここで敵影を探した人間の精神が、どれほど張り詰めていたか想像せずにはいられない。同時に、その緊張が今は完全に解かれ、ただ純粋な風景だけが残されていることに、不思議な安堵さえ覚える。由良岬衛所跡は、いわゆる観光地の快適さとは無縁である。道は険しく、風は強く、遺構は崩れかけている。しかしその不便さこそが、この場所の本質を守っているのだろう。人間の営みが自然の巨大さに挑み、やがて静かに吸収されていく――ここを訪れて強く感じたのは、歴史とは書物の中にあるものではなく、風や岩や海の色の中にこそ宿るという事実であった。由良岬衛所跡は、戦争遺跡という言葉だけでは収まりきらない、人間の意志と自然の時間とが拮抗した末に生まれた、ひとつの峻厳な風景である。軽い気持ちで訪れる場所ではないが、歴史の気配と自然の厳しさを肌で感じたい人には、確実に忘れ難い体験になるだろう。