背中の十字架、珍しきお地蔵。
とても珍しい背中に十字架が彫られているお地蔵さんがあります。この辺りにも隠れキリシタンがたくさんいたのでしょうか?【以下説明】種別有形文化財(考古)所在地加西市野上町8番地所有者野上町名称、員数大日寺石仏群、石棺仏1基、石棺材1個、異形地蔵1躯構造及び形式又は寸法、重量若しくは材質、その他石棺蓋石と石棺身を構成した石材を再利用した石棺仏。 蓋石は、現高141cm、巾80cm、厚さ26cm、阿弥陀如来像を半肉彫り、舟形光背に7化仏を配する。 側石は、長辺現長40cm、短辺現長36cm、厚さ10cmの石棺側石材片である。特徴当市特有の「十」字形意匠を背面にこらした異形地蔵。全高76cm、巾23cm、厚さ19cm、背面の十字形の意匠は、縦28.5cm、横11cm、手首から先欠損、首を補修する。 材質は凝灰岩。指定日平成16年6月4日大日寺 (兵庫県加西市) 背面十字架地蔵尊1972年加西市大日寺で見つけられた背面十字架地蔵は、前から見る限り普通の地蔵尊であるが、背面には十字架が浮彫で刻まれている。この地蔵尊は1725年頃にキリシタン信仰を託したものと推察されている。この発見以降、播磨では多くのキリシタン信仰を託した地蔵尊が見つかっている。隠れキリシタンの遺物でよく知られるものにキリシタン燈籠が各地に見られるが、キリシタン地蔵とも呼ばれる地蔵尊は貴重な資料である。
名前 |
大日寺石仏群 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.7 |
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キリシタン地蔵も石棺仏も、とても素晴らしいです。