智頭宿の歴史を感じる本陣跡。
智頭宿 御本陣跡(藩主宿泊所)の特徴
江戸時代に鳥取藩主が宿泊した歴史的な本陣跡です。
嘉永元年に建替えられた御本陣の平面図が展示されています。
現在は公民館として利用されている文化的な施設です。
案内掲示板に智頭宿御本陣の平面図(嘉永元年御建替)が記されています。智頭御本陣(御茶屋)は広大な敷地にひときわ大きな屋敷でした。参勤交代時に藩主の宿泊として、身の回りの世話をする当番の小姓、料理方、風呂方等約55名分の寝具が持ち込まれ60人前後の宿泊があったとの記録が文化14年(1817年)3月の石谷家の「御帰国御宿割帳」に残っているそうです。他の一行の方々を含めると約740名が智頭宿で一夜を明かしました。御本陣は上町(因幡街道)に面した大・小門があり、中に小屋門番があり真っ直ぐに進むと御式台(玄関)に至ります。玄関を上がり左側に進み一番の奥間が藩主の御居間です。御居間の障子を開くと智頭川(千代川)から引き入れた御泉水が流れています。藩主が興にお乗りになれば曲水の宴が可能な位の風流な庭園だったでしょう。御本陣は幾度の火災で消失しますがその都度再建をしました。管理が大変でした。智頭御本陣で一夜を明かした藩主の参覲交代の行列はこの日迎えた朝早くに鳥取城下へと向かいました。
名前 |
智頭宿 御本陣跡(藩主宿泊所) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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江戸時代に鳥取藩主池田家が参勤交代の際に宿泊所として使用した本陣跡で現在は公民館が建っています。