舞鶴要塞のマニア必見遺構。
金岬砲台跡の特徴
昭和初期まで舞鶴要塞に所属していた砲台の遺構です。
アクセス性が非常に悪く、マニア向けのスポットとなっています。
訪問時には顔めがけて飛んでくる虫が多いのでご注意を。
時期にもよりますが、顔めがけて飛んでくる虫が多いです。遺構の中はコウモリがいるので心の準備をしてどーぞ。雰囲気は抜群ですが槙山砲台跡のような海が見渡せるような所はありません。
訪問日2020年8月アクセス性が非常に悪く、マニア向けの遺構です。お越しの際は、それなりの準備や覚悟をしてください。放棄されてから1世紀も経っていない近代建築物てすが、永らく人の手が入ってないためか、古代遺跡のようなとても神秘的な雰囲気です。草木に覆われていることもあり、素人にはどこがどういう役割だったのかあまり想像もできませんが、そういう状態がいっそう雰囲気を醸しています。砲台の放棄前に残されたと思われる酒瓶がいくつも転がっており、本当に当時のまま時が止まってるようだと感じられます。
昭和初期まで舞鶴要塞に所属していた砲台の遺構。起工 明治31年7月、竣工 明治33年2月。要塞整理策により昭和9年3月に廃止されている。備砲は21cmキャノン砲4門 (4砲座)、15cmキャノン砲4門 (2砲座) の計8門。かなり大型の施設だったが、太平洋戦争時には既に完全に放棄され、偽砲台としても使用されなかったようだ。現地には瓶や茶碗など生活用品も残留しているが、1921年から1933年(S8)まで存在した日本麦酒鑛泉株式会社のビール瓶が落ちていた。90年以上、時が止まっている。現地へは、かつては立派な軍道が通っていて、現在も通じてはいるが、落石、倒木が多く、崩落箇所もある。そのため徒歩でしか行けない。舞鶴のレンガ倉庫周辺が近年の軍艦ブームもあって人気な割に、ここは今では訪問者も少ないようだが、放置されているわりに保存状態は良い。まるで幻想世界のラビリンス。舞鶴要塞の他の砲台跡と比べても、規模や保存状態、幻想的な佇まいの点で一歩抜きん出た素晴らしい遺構と感じた。せめてこのままの状態で、荒らされもせずに残っていてほしい。(どっかのしょーもない人がアクエリアス缶と栄養剤の瓶捨てていたがな。それぐらい持ち帰れんのかな?)槇山公園(槇山砲台跡)への舗装車道(これも軍道の名残)の途中に当砲台への分岐点がある。そこから現地へ1kmほど、中年の普通のオッサンの脚で徒歩15分ほどで到着。平坦な道だがやや荒れているので、トレッキングシューズやストックなど軽登山の装備があった方が良い。念のため熊鈴も。
名前 |
金岬砲台跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.8 |
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舞鶴要塞の葦谷砲台に訪問した際に偶然その場にこられていた名古屋市からの訪問客の勧めで訪問しました。聞いていた以上に人が入っていない為、かなり良い保存状態でした。アクセスは分かりにくいと思います。でも、苦労して行けば感動を得ます。